【企業研究】検索する時間は、もういらない。シリコンバレー発「Genspark」が変える知的生産の常識
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先日の「アメリカ出張レポート」で、学長トミオがシリコンバレー現地で縁を持ち、日本展開のサポートを取り付けてきた「とある未上陸企業」。
その正体が、今回ついに明かされます。その名は「Genspark(ジェンスパーク)」。
なぜ、数あるAIスタートアップの中でトミオが彼らに注目したのか。 それは、彼らが単なる新しい検索エンジンを作っているのではなく、私たちの「調べる・まとめる・形にする」という知的生産のプロセスそのものを再発明しようとしているからです。
本記事では、Gensparkが提供する顧客価値と、それを支える「ドリームチーム」、そして日本展開を担う信頼できるキーマンについて解説します。
1. 「10個のタブを開いて比較する」苦痛からの解放
私たちが普段、何かを調査するときのプロセスを思い出してください。 Google検索窓にキーワードを入れ、広告を避けながら青いリンクをクリックし、複数のタブを行き来して情報を継ぎ合わせる……。 これは「知的生産」というより、単なる「作業」です。
Gensparkは、このプロセスを「ワン・プロンプト(一度の指示)」で完結させます。
情報を「探す」のではなく、整理された答えが「届く」。
Gensparkが提供するのは「検索結果のリスト」ではありません。 「業務の完結」です。
例えば「サンディエゴ出張の計画を立てて」と頼めば、フライト情報、現地の気候、おすすめのホテル、移動手段を網羅した「旅のしおり」のようなページが一瞬で生成されます。 ユーザーは、散らばった情報を拾い集める手間から解放され、意思決定などの「本質的な仕事」に集中できるのです。
2. 世界最高峰の頭脳が集結した「ドリームチーム」
「AIスタートアップなんて星の数ほどある」と思うかもしれません。しかし、Gensparkがシリコンバレーで別格扱いされる理由は、その創業メンバーの圧倒的な実績にあります。
彼らは、過去20年にわたり米中のテックジャイアントで「検索」と「AI」の最前線を走ってきた人物たちです。
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CEO: Eric Jing(元Baidu副社長 / Microsoft開発統括) Microsoftで感情を持つAI「Xiaoice(りんなの姉妹版)」を生み出し、Baiduではスマートスピーカー事業を成功させた「会話型AIの父」とも呼べる人物。
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CTO: Kay Zhu(元Google検索開発リード) Google検索のランキングアルゴリズムに、初めてAI(ディープラーニング)を導入したプロジェクトを主導した技術の要。
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COO: Wen Sang(元Smarking創業者 / Y Combinator出身) MIT博士号を持ち、自身でSaaS企業を創業・売却(Exit)まで導いた経験を持つ経営のプロ。
EricとKayが「我々は(以前の検索プロダクトで)間違った問題を解こうとしていた。ユーザーが求めているのは検索ではなく『タスクの完了』だ」と気づき、Wenという実行力を得てピボットしたのが現在のGensparkです。
パロアルトにあるGenspark本社オフィスにて。現地の熱量を肌で感じてきました。
技術への深い理解と、スタートアップの泥臭いスピード感。この両輪が揃っているからこそ、創業からわずか2年足らずでユニコーン(評価額10億ドル超え)まで駆け上がることができたのです。
3. 日本市場への本気度と、信頼できる「推進役」
海外ツールの導入で最大の懸念となるのが「日本へのコミットメント」ですが、Gensparkに関してはその心配は無用と言えそうです。 2025年11月、シリーズBラウンドで日本のSBIインベストメントなどから大型調達を実施。日本市場を「最重要拠点」の一つとして位置づけました。
そして、チャレンジャーベースとして何よりお伝えしたいのが、佐藤 伸介さん(LinkedIn)の参画です。
12月から参画したShinsuke Sato氏。(写真右)
佐藤さんは、前職のZoom時代にチャレンジャーベースの担当営業を務めてくれていた人物。トミオは彼の仕事ぶりを間近で見てきたからこそ、その「凄み」をこう語ります。
「彼は単にモノを売るだけの人じゃないんです。製品知識が異常なほど深く、どんなに小さなアカウントでも一切手を抜かずに『スーパーサポート』をしてくれる。ユーザー会の司会を務めるなどコミュニティ活動もリードできる、稀有な存在です」
「実際、前職ではAIプロダクト(Zoom Revenue Accelerator)を導入アカウント数ベースで世界で一番売った実績を持っているそうです。ちなみに私も佐藤さんから買いました。そんな彼が『次はここだ』と選んだ場所がGensparkだという事実。これだけで、この製品のポテンシャルが分かろうというものです」 (学長トミオ談)
現場と顧客を知り尽くした「本物のプロ」が、日本展開の最前線にいる。 これは、これからGensparkに関わろうとする日本企業やユーザーにとって、技術的なスペック以上に大きな安心材料となるはずです。
4. まとめ:生産性の「OS」が変わるタイミング
Gensparkは、検索エンジンという枠を超え、私たちの仕事の進め方そのものをアップデートしようとしています。
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「探す時間」を「実行する時間」に変えるプロダクト
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シリコンバレーのトップ層×日本市場への本気度
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信頼できるキーマンの存在
これらが揃った今、Gensparkは日本のビジネスパーソンにとって、最も注目すべき選択肢の一つです。
そして……。 これほど魅力的なフェーズにある企業が、現在、日本での立ち上げメンバーを募集していないはずがありません。
今回、トミオがPalo Alto本社(HQ)と直接やり取りをして入手した「Gensparkの求人情報(ここだけの話)」を、本記事と同時に公開しました。 シリコンバレーのユニコーンで働くチャンスに興味がある方は、今すぐ以下のリンクから詳細をご確認ください。
