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外資IT営業のCV作成―証明すべき価値と作成の原則(添削ツール&テンプレート付き)

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    【お年玉企画③、ついに完成!】

    学長トミオや。

    2025年1月に、3つの企画を発表した:

    企画②は去年後半に公開したけど、実は11ヶ月遅れ。

    で、今回の企画③は、なんと1年遅れて新年企画になってしまった!

    遅刻も新しいスタイルや。


    第1部:なぜ日本語の感覚で作られたCVは刺さらないのか?

    外資IT企業の Hiring Manager が知りたいことは1つだけや:

    「こいつ、売れるんか?」

    それだけ。

    採用担当者は、CVを見るときこういうことを知りたい:

    • 売上目標(Quota)はいくらで、どれだけ達成したんや?
    • 全体の中で何位やったんや?
    • どんな顧客を相手にしとったんや?
    • 契約金額の平均はいくらや?
    • 新規営業か、既存営業か?

    こういう 定量的な情報 がないと、判断のしようがないんや。


    よくあるダメな例

    日本語の感覚で作られたCVは、こんな感じが多い:

    2018年にABC株式会社入社、営業部で大手企業向けのクラウドソリューション提案を担当。
    2020年にXYZ Corporationへ転職、セールス部門でエンタープライズ向けソフトウェア販売に従事。
    2022年からはDEF SoftwareにてAccount Executiveとして金融業界向けのデジタルソリューション提供。

    何が問題か?

    • 時系列で並べただけ — で、何を売ったんや?
    • 数字がない — 売上も達成率も順位もない
    • 「何をしたか」だけで「何を達成したか」がない — で、成果は?
    • 結論がない — で、なんで転職したいの?

    リクルーターは、1日に何十枚ものCVを見る。Hiring Managerは、部下の面倒を見ながら、案件進捗確認しながら、上司に報告しながら、片手間にCVを見る。

    しかも 英語はみんな第二言語だから、なおさら長いとしんどい

    2枚目まで読むのは、よっぽど気になる候補者だけや。


    第2部:外資IT営業が証明すべき3つの要素

    Hiring Managerが知りたいのは、この3つや:


    ① 成果を出せるか?

    過去に売れたなら、次も売れる。

    それを証明するには、こういう情報が必要や:

    • 売上実績 — 年間いくら売ったんや?
    • Quota達成 — 目標に対して何%達成したんや?
    • 順位・ランキング — 全体の中で何位やったんや?
    • 受賞歴 — President’s ClubとかTop Performerとか
    • 複数年の実績 — 1年だけ? それとも複数年継続?

    これがないと、「たまたまラッキーやったんちゃうか?」って思われる。


    ② その成果は再現できるか?

    「過去に売れたのは分かった。でも、ウチでも売れるんか?」

    これを証明するには、環境情報 が必要や:

    • 顧客層 — どんな規模・業界の顧客?
    • 商材 — 何を売ってたんや?
    • 市場 — どんな市場で戦ってたんや?

    さらに、難易度情報 も重要や:

    • ACV(Annual Contract Value) — 1件の契約金額の平均
    • セールスサイクル — 契約まで何ヶ月かかる?

    そして、対象情報 も:

    • 意思決定者 — C-LevelやVPクラスとの折衝経験はあるか?
    • 販売チャネル — 直販? パートナー経由?

    このあたりの情報があれば、「ウチでも通用しそうやな」って判断できる。


    ③ 一緒に働きたい人間か?

    最後はこれや。

    正直、これはCVだけじゃ分からん。面接で判断するしかない。

    ただ、CVで「ほんの少しだけ匂わせる」ことはできる。

    • チームで働ける人間か?
    • 学習意欲はあるか?
    • 文化的にフィットしそうか?

    これは、CVの最後の 「Other Interesting Information」 で、ほんの1-2行だけ見せる。

    あくまで「匂わせ」程度で十分や。


    第3部:CV作成の大原則と3原則

    外資IT営業のCVは、1つの大原則 と 2つの原則 で作る。


    大原則:相手視点で書く

    CVを書くとき、一番大事なのはこれや:

    「相手視点で書く」

    自分が何をアピールしたいか、じゃない。

    相手が何を知りたいか。

    Hiring Managerが知りたいのは、

    「こいつを採用したら、ウチでどんな成果を出してくれるんや?」

    これに答えるのが、CVの仕事や。


    この大原則を実現するために、2つの原則 がある:


    原則① A4一枚に収める

    2枚目は読まれない。余計なことは書くな。

    Hiring Managerは、1日に何十枚ものCVを見る。

    しかも 英語はみんな第二言語だから、なおさら長いとしんどい

    2枚目まで読むのは、よっぽど気になる候補者だけや。

    だから、書類通過に必要なことに絞って、A4一枚に全てを詰め込め。

    趣味の話を長々と書くな。資格を全部並べるな。

    面接に呼ぶ判断に関係ないことは、全部削れ。


    原則② 重要な順番に書く

    判断のために読む文字数は、少なければ少ないほど良い。

    CVは、上から順番に読まれる。

    最初の10秒で、「読む価値があるか」が判断される。

    だから、相手が知りたいことから順番に書け。

    重要な情報は上半分に置け。

    Hiring Managerができるだけ少ない文字数で判断できるように、情報を配置するんや。


    まとめ:相手視点で書く

    この2原則は、全て 「相手視点で書く」 という大原則から来てるんや。

    • A4一枚に収める — 相手は忙しい、長いと読まれない。余計なことは書くな
    • 重要な順番に書く — 相手が知りたいことから先に答える。判断に必要な文字数を最小にしろ

    自分が言いたいこと、じゃない。

    相手が知りたいこと。

    これがCVの全てや。

    第4部:外資IT営業のCVは5パート構成で作る

    外資IT営業のCVは、この5パートで構成する:

    1. Professional Summary(職務要約)
    2. Education(学歴)
    3. Professional Experience(職務経歴)
    4. Languages(言語能力)
    5. Other Interesting Information(その他の情報)

    それぞれの狙いと書き方を見ていこう。


    パート① Professional Summary:10秒で全てを伝える

    これが一番重要や。

    最初の10秒で、「読む価値があるか」が決まる。

    だから、Professional Summaryで全てを伝えろ。


    学長トミオの実例(2020年転職時)

    Sales professional with a strong track record in digital products. Joined Tableau Software’s Japan entity, and as its first salesperson led its market penetration/expansion as employees increased from 3 to 80. With experience in multiple countries and MBA, now preparing for the next entrepreneurial challenge and exposure to sales management.

    これを分解すると、こうなる:


    ① 何者か?(最初の1行)

    Sales professional with a strong track record in digital products.

    • 何者か — デジタルプロダクトのセールスプロフェッショナル
    • 実績 — 強い実績を持つ

    ② どこから来たか?(過去の実績)

    Joined Tableau Software’s Japan entity, and as its first salesperson led its market penetration/expansion as employees increased from 3 to 80.

    • 会社 — Tableau Software日本法人
    • ポジション — 最初のセールスパーソン
    • 成果 — 市場浸透・拡大をリード、従業員数3名→80名へ成長

    ③ どこへ向かうか?(これから何をしたいか)

    With experience in multiple countries and MBA, now preparing for the next entrepreneurial challenge and exposure to sales management.

    • 経験 — 複数国での経験・MBA保有
    • これから — 次の起業的チャレンジと営業管理への挑戦

    ポイント

    • 3-4行に収める — 長すぎると読まれない
    • 3つの要素を盛り込む — 何者か / どこから来たか / どこへ向かうか
    • 具体的な成果を示す — 「3名→80名」という成長の証拠

    パート② Education:若手か経験者かで配置を変える

    Educationは、経験値や年齢で配置を変える

    • 若手(20代) — Professional Summaryの直後に配置(高学歴の場合に特におすすめ)
    • 経験者(30代以降) — Professional Experienceの後に配置

    なぜか?

    • 若手 — 実務経験が少ないから、学歴があるとポテンシャルを示せる
    • 経験者 — 実務経験が豊富だから、学歴は補足程度

    パート③ Professional Experience:成果・再現性・環境を証拠として積み上げる

    ここが一番ボリュームのある部分や。

    Professional Experienceの標準構造

    【会社名】 — 2020年〜現在
    Account Executive
    
    [環境情報]
    - Managed enterprise accounts in the financial services sector
    - Sold cloud-based SaaS solutions (ACV $500K+, 6-9 month sales cycles)
    - Engaged with C-level decision makers
    
    [成果]
    - Exceeded annual quota by 145% ($2M target) for 2 consecutive years
    - Ranked in top 10% company-wide
    - Earned President's Club recognition
    
    [再現性の証拠]
    - Closed 15+ deals with Fortune 500 accounts
    - Average contract value: $650K
    - Maintained 85% customer retention rate
    

    ポイント

    • 環境情報を先に示す — どんな難易度で戦ってたか
    • 成果を数字で示す — Quota達成率・順位・受賞歴
    • 再現性を証明する — 複数年の実績・複数の案件・顧客維持率


    パート④ Languages:コミュニケーション能力の証明

    外資IT企業は、日本市場を理解している人材 を求めている。

    だから、日本語がネイティブ なら、それは大きな武器や。


    書き方

    話せる場合:

    Languages:
    - Japanese: Native
    - English: Business Level
    

    シンプルや。

    「Business」とか「Fluent」って書いておけば十分。


    話せない場合:

    Languages:
    - Japanese: Native
    - English:
      - Reading/Writing: Professional level (business emails, reports, documentation)
      - Speaking/Listening: Basic conversational level (Currently improving through practice)
    

    ポイント

    • 正直に書け — 嘘ついて面接でバレる方が100倍恥ずかしいで
    • できることを具体的に書く — 「メール・レポート・ドキュメント作成は問題なし」
    • 成長意欲を示す — 「現在改善中」

    パート⑤ Other Interesting Information:人間性を少しだけ見せる

    ここは、1-2行だけ

    Hiring Managerが知りたいのは、

    「こいつ、一緒に働けるやつか?」

    これを「匂わせる」程度で十分。


    何を書くか?

    • 趣味 — ランニング、登山、読書
    • 資格 — AWS認定、PMP、簿記
    • ボランティア — NPO活動、地域貢献
    • 最近の関心 — AI、サステナビリティ、デジタル変革

    ポイント

    • 1-2行に収める — 長すぎると読まれない
    • 匂わせ程度で十分 — 詳細は面接で話す
    • 省略可能 — 紙面に余裕がなかったら、ごそっと削っても問題はない

    第5部:まとめ — CVは「提案書」や

    CVは、履歴書やない。

    提案書や。

    「私を採用すれば、あなたの会社にこの成果を出せます」

    これを、A4一枚で証明するんや。


    CVの構造は、こうや:

    1. Professional Summary — 最初の10秒で全てを伝える
    2. Education — 若手(特に高学歴の場合)は直後、経験者は後ろ
    3. Professional Experience — 成果・再現性・環境を証拠として積み上げる
    4. Languages — コミュニケーション能力を証明
    5. Other Interesting Information — 人間性を少しだけ見せる

    3原則を守れ:

    1. A4一枚に収める — 2枚目は読まれない
    2. 相手視点で書く — 採用したら何を出せるかを最初の1行で答えろ
    3. 重要情報は上半分に配置 — 10秒で勝負が決まる

    3つの要素を証明しろ:

    1. 成果を出せるか? — 過去の実績を数字で示せ
    2. その成果は再現できるか? — 環境・難易度・対象を明示しろ
    3. 一緒に働きたい人間か? — 匂わせ程度で十分

    第6部:CVブラッシュアップエキスパートの使い方

    CVブラッシュアップエキスパートとは?

    このツールは、既に英文CVを持っている人向け や。

    まだ英文CVを持っていない人は、こちらの 企画② から始めてくれ:

    👉 日本語職務経歴書→英文CV作成ツール


    CVブラッシュアップエキスパートの3つの機能

    このツールは、こんなことをしてくれる:

    1. 日本語で詳細レビュー — キミのCVを読んで、何が足りないかを教えてくれる
    2. 不足情報を対話で引き出す — 数字や環境情報を対話で深掘りしてくれる
    3. 相手視点へ再構成 — 集めた情報を「相手視点」で再構成してくれる

    最終的に、A4一枚の英文CVを出力 してくれる。



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