Okta:ID管理のリーディングカンパニー(2023年12月26日更新)
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こんにちは!チャレンジャーズアカデミー教育実習生(インターン)のREOです!
今回の企業研究は、外資IT企業「Okta」です。Oktaは、アメリカのサンフランシスコに本社を置く、ITセキュリティ企業です。働き方の多様化、人材の流動化が進む昨今、ID管理は、ビジネスをスムーズに進めていくための縁の下の力持ち的存在です。さらに、増加するセキュリティ脅威やSaaS製品、Webサービスの多様化に伴い、顧客側のID管理も大切になってきています。そこでOktaは企業から顧客まで、幅広くID管理に関する製品を提供し、企業や顧客の認証の利便性を高め、かつ、さまざまなセキュリティ脅威から守ってくれています。
今や、なくてはならないID管理、その分野のリーディングカンパニーであるOktaについて、詳しく見ていきましょう!
チャレンジャーベース的おすすめポイント
- その分野ではグローバルでリーディングカンパニー!
- エンタープライズだけではなくSMB、ミッドマーケット向けの営業ポジションがあるので、その経験があるチャレンジャーにおすすめ!
サマリー
日本法人
- 設立年:2020年9月
- 業種・事業内容:情報・通信業
- 本社所在地:〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ30階
- 公式ウェブサイト:https://www.okta.com/jp/
- Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/Okta
- 上場・非上場情報:非上場
米国本社
- 設立年:2009年1月
- 従業員数:5000人+(Okta公式サイトより(6/13時点))
- 業種・事業内容:情報・通信業
- 本社所在地:100 First Street, 6th Floor, San Francisco, CA 94105, USA
- 公式ウェブサイト:https://www.okta.com/
- Wikipedia:https://en.wikipedia.org/wiki/Okta,_Inc.
- 上場・非上場情報:NASDAQ(OKTA)
事業内容・創業経緯
事業内容
- 企業向けのID管理・統合認証サービスの開発・販売
創業経緯
2009年、セールスフォース出身のTodd McKinnon(トッド・マキノン)氏とFrederic Kerrest(フレデリック・ケレスト)氏によって「Saasure」の名称で創業されました。 2010年にシングル・サインオンツールの提供を開始して、2017年4月にはNASDAQへ株式を上場しました。
企業のビジョン・ミッション
Oktaのビジョンは…
Our vision is to free everyone to safely use any technology,
引用:https://www.okta.com/blog/2022/11/oktane22-identity-belongs-to-you/
全ての人が、あらゆるテクノロジーを安全に使えるようにすることをビジョンとして掲げていますね。
最近まで、ビジョンには「あらゆる組織が」という言葉が入ってましたが、組織のID管理だけではなく、その組織の顧客のことも考え、個人の生活にテクノロジーが深く組み込まれる現代社会を考慮し、「全ての人が~」に変わったそうです。
包括的なアプローチで、デジタル化が進む中で組織と個人が安全かつ持続的にテクノロジーを利用し、イノベーションと機会を享受する社会を形成する上で重要な役割を果たしていこうという姿勢が読み取れますね。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=__xrdovWHnI&t=127s
製品情報・導入事例
製品情報
Okta Workforce Identity Cloud:企業のシステムにおけるIDとパスワードを一元管理し、アクセス制御やパスワード強度を管理するIDaaS(Identity as a Service)です。グループ会社やM&Aした会社とID管理を統合したい時、それぞれ持っている認証システムや、SaaSアプリの認証情報をOktaで仮想的に統合できます。また、新入社員が入ってくる時には、利用するサービスのIDを簡単に一括で作成、管理することができます。
こちらのクラウドWatch掲載の記事に詳しくまとめてあります!
Okta Customer Identity Cloud :BtoCサービス向けのIDaaS(Identity as a Service)であり、BtoCビジネス事業者がオンラインでサービスを提供する際の認証基盤をクラウドで提供します。このシステムは、サービス開発・運用者の負荷軽減とユーザーの利便性向上を両立します。例えば、LINEやTwitterなどの外部サービスとの連携や、認証画面や認証プロセスのカスタマイズ機能があります。
導入事例
株式会社ディー・エヌ・エー
ディー・エヌ・エーでは日本法人ができる前の2012年から、Oktaを利用しているそうです。当時、海外拠点が複数あり、使っているチケット管理や開発ツールなどが拠点ごとに異なる状態かつ、誰がどんなツールを使っているのか把握できておらず、退職者が社外からクラウドサービスにアクセスするリスクも抱えていました。そんな時、サンフランシスコのメンバーからOktaの高い評判を聞き、当時日本で導入している企業はほとんどなかったものの、すぐに導入を決めたそうです。
DeNAのワークスタイル変革がスムーズに進んでいるのは、10年間で固めてきたアイデンティティ管理基盤があるからこそです。大脇さんは「OktaはDeNAにとってもはや空気のような存在」だと話します。「コロナ禍でリモートワークにすぐに切り替えられたのはクラウドサービスを使っていたからですが、そんな環境を作れていたのもOktaがあったからこそです。世の中にはスイート戦略の一部として提供される製品もありますが、当社にとって正しい戦略はグローバルでリーダーポジションにあるサービスを選んでいくことだと考えています。アイデンティティ管理なら、それはOktaです」。
株式会社メルカリ
メルカリでは、2015年からOktaを利用しているそうです。今では2000人以上の従業員が、400以上のSaaSアプリをOktaを経由して利用しています。事業拡大や、グローバル進出に伴い、ID管理が複雑になる中、Oktaを導入することによって作業負荷が従来の5分の1以下になったといいます。
「Oktaはセキュリティを万全に担保しながら、様々なツールと連携ができる拡張性や、豊富なAPI、ニーズに即したきめ細かな設定環境が用意されているので、私たちも積極的に新しいアイデアにトライできるんです。Oktaはまさに最適な選択だと思いますし、今後もメルカリのアイデンティティ管理のインフラとして不可欠なものになっていくでしょう。」
競合比較・市場動向