ACALL:オフィスをアップグレード〜「はたらく」を「ワクワク」に〜(2023年12月26日更新)
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こんにちは!チャレンジャーズアカデミー教育実習生(インターン)のREOです!
皆さんは、初めて入った会社のオフィスを覚えていますか?僕が初めて入ったオフィスは、Yahoo!Japanのオフィスでした。天井の高いエントランスに、カードをタッチしたら開くゲート、東京を一望できるでかい窓、でかい立体的な会社のロゴ、おしゃれなテーブルや椅子、当時、田舎の中学生だった僕は、ワクワクが止まらなかったのを覚えています。しかし、大人になったら、オフィスはワクワクするところではなく、働くところになります(残酷)。
さて、今回の企業研究は「ACALL(アコール)」です。ACALLは、座席予約、会議室予約、受付対応などオフィス管理をDXし、オフィスワークとリモートワーク両方の働き方をサポートする製品です。ACALLはただそれらの機能を提供するだけではなく、オフィスのDX化を進め、それらのデータを分析、活用し、働き方をより良くするのにも役立ちます。
では、ACALLについて、詳しく見ていきましょう。
チャレンジャーベース的おすすめポイント
- 神戸発のSaaS企業!
- チームワーク重視した社風
- 女性が活躍しやすい環境が整っている。
- リモートワークの制度が充実しているため地方のチャレンジャーにもおすすめ!
サマリー
- 設立年:2010年10月
- 従業員数:70名弱(2023年5月時点)
- 業種・事業内容:WorkstyleOSの開発および提供
- 本社所在地:〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町4丁目2番1号 神戸三宮阪急ビル 13階
- 公式ウェブサイト:https://corp.acall.jp/
- 上場・非上場情報:非上場
- 資金調達の状況や過去のラウンド、出資者など:シリーズB(みずほキャピタル、JAFCO、阪急阪神不動産など)
参照:https://www.crunchbase.com/organization/acall/company_financials
事業内容・創業経緯等
社長の長沼さんは、SF好きで大学卒業後、未来空間を作る技術力に惹かれ、IBMに入社しました。IBMは、オフィスのフリーアドレス等、働く場所や環境が、社内や従業員のモチベーションに影響することにいち早く注目しており、長沼さんは「はたらく」と「場所」の関係性について考えるようになりました。また、高校の頃見た、トムクルーズ主演の映画、マイノリティレポートのように、空間を操ることが、技術を用いてできるのではないかと思い、「はたらく」を「テクノロジー」によって「わくわく」したものに変える、をテーマに起業しました。IBMを退職後は、空間デザインの専門学校に行き、板の貼り方から、内装まで学ばれたそうです。会社設立後は企業向けソフトウェア開発事業、 メンタルヘルス web サービス事業等を経て、WorkstyleOS事業をスタートさせました。
参考:
https://www.kansai.meti.go.jp/3-3shinki/2acall.pdf
https://www.jafco.co.jp/andjafco-post/2020/10/22/000103/
https://www.youtube.com/watch?v=XI0SiDAhuZw
企業のビジョン・ミッション
ビジョン(めざすもの)
Life in Work and Work in Life for Happiness
私たちはテクノロジー企業として、人々の「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界を実現します。
ミッション(すべきこと)
Practice and Spread New Work style
自らがいち早く新しいワークスタイルを実践し、試行錯誤した経験を社会に発信します。
バリュー(どうあるべきか)
Pioneer with users:ユーザー目線で、顧客と私たちをリードする。顧客とその先にいる利用者と、私たちの価値観を織り交ぜ、快適なユーザー体験をつくる。
Voyage on trust:どこにいても信頼でつながっているから、大きなチャレンジができる。人のつながりとテクノロジーで新しいワークスタイルをつくり続ける。
Grow myself:良質なアウトプットが余白をうむ。余白ができるとライフとワークがデザインしやすくなり、自己成長のスパイラルが続く。
いくら、仕事と私生活を切り離して考えても、結局、平日の寝ている時間以外はほとんど働いているので、WorkstyleOSで「くらし」と「はたらく」をデザインすることで、より良い人生を送ることができるようになったらうれしいですね!
製品情報・導入事例
製品情報
WorkstyleOS
WorkstyleOSは、様々な場所とモノ・行動・人をデジタルにつなげることで、どこからでもはたらけるインフラを作ることができる製品です。具体的には、受付や、入退室管理、会議室の予約などオフィス管理に関わることを、タブレット端末やQRコードを活用し運用、効率化することができます。また、ビルに備え付けの電子ゲートや、Workplaceサービスとも連携が可能なので、既存のインフラに組み込んで利用することができます。また、オフィスに関するデータを可視化して表示する機能もあり、オフィスの職務環境をより良いものにすることができます。
詳しくは、製品公式サイトで確認しましょう!
導入事例
コクヨ株式会社(THE CAMPUS)
コクヨ株式会社が、WorkstyleOSを導入した理由とその効果を、導入事例からまとめてみました。
コクヨがWorkstyleOSの導入を決めた理由
- スマホファーストの考え: コクヨスマートフォンを活用した働き方DXを重視しており、WorkstyleOSが座席利用、会議室予約、来客通知などをスマートフォンから行えるから。
- クラウドサービスとの連携: PCやオンプレミスシステムに依存しない働き方が重要とされている中で、WorkstyleOSがクラウドベースであり、Googleなど他のクラウドサービスとも連携できることが強みだから。
- 可視化と効率化: WorkstyleOSのホテリング機能にはサイネージ機能が含まれており、オフィス内の空席や会議室の利用状況などを可視化することが可能で、これがオフィスのリソースの効率的な利用につながると考えたから。
WorkstyleOSの導入による効果
- 効率的な座席管理: 個人が自分の業務内容に適した環境・執務スペースを選びやすくなり、空席の確認がリアルタイムで可能になった。
- 会議室予約の利便性向上: スマートフォンから会議室の予約が可能になり、移動中や外出先からでも手軽に予約ができるようになった。
- 会議リソースの有効活用: 予約した会議室が使用されない場合に自動的に解放される機能があり、これにより会議リソースが無駄なく有効に使えるようになった。
出典・参考:https://www.workstyleos.com/cases/kokuyo
競合比較・市場動向
強み・弱み
強み:WorkstyleOSが提供するそれぞれのサービスは他社が提供しているが、包括的に取り扱っている企業は他にない点。1つのIDであれこれできるのは強み。また、集めたデータを分析して、オフィスの最適化や、従業員の働き方改善につなげることができる点。
弱み:あえて上げるなら、会議室予約や、フリーオフィスの予約システムなど、内製している企業もある点。
参考:https://tomoruba.eiicon.net/articles/3340
市場動向や今後の展望
アフターコロナ禍において、オフィス回帰の傾向が見られるものの、働き方の多様化が進んでいることは間違いないので、その流れに柔軟に対応することができるWorkstyleOSは、今後も需要がさらに高まっていきそうです。また、最近もリブランディング、資金調達など活発に活動しています。
参考:Acall、シリーズBラウンドで23億円の資金調達を実施 PR TIMES
企業の文化・働き方
こちらの記事に、ACALLで働く人にの特徴がまとめてあります!
https://note.com/workstyle_lab/n/nbed9c0abb88e
ビジョンに共感する人はもちろん、自社プロダクトを作りたい人、社会に価値を提供できるプロダクトを扱いたい人が働いているようですね。私はリモートワークで自由な働き方を推奨していると聞いた時、個人主義な方が多いような印象でしたが、そうではないようです。入社まもないセールスの方は、「思っていた2倍、会社の飲み会が多かった」と言っていたそうです。リモートが主な環境の分、社員みんなが、「お互いのことを知ることは大事」という価値観を共有しており、オンライン・オフライン問わず”会う・話す”機会を設けて、関係性構築しているそうです。もちろんリモートワークという自由度が高い働き方の分、自分の仕事に責任を持ち、自発的に行動に移す人が多いようです。
自由度の高い働き方を提供しているが、チームプレーを大切にしている、興味深い企業文化ですね!
福利厚生・職場環境:
福利厚生
- フルリモートOK
- フルフレックスタイム制
- 結婚/出産祝い金
- 副業OK
- 産休・育休サポート
- SakeBash:唎酒師の資格を持つCTOがお酒を振る舞いながら、社内外のエンジニア同士の交流を目的としたミートアップイベント。
- セルフWorkstyleデザイン制度:毎月支給される1万円で自分らしく働けるリモート環境をデザインし、それをSHAREすることを目的とした補助制度。
- いま、あいにいきます旅費(いまあい旅費):普段リモート勤務でオフラインで集うことが難しいメンバーと「会うこと」の価値を再認識し、オフィスで自社プロダクトのプラクティスを行うことで、より良い製品へのアップデートに貢献することを目的とした制度。自宅から100km以上離れた神戸または東京オフィスに行くための旅費を支給。(1往復分の交通費と宿泊費/ケ月)
- waiwaiチケット:メンバー間の懇親を補助。ランチ、飲み会だけでなく、テーマパークやスポーツ観戦、観劇などのイベント参加もOK。また、オンラインイベントでも利用可。(1人あたり3000円/ケ月)
- ケア休暇:自身または家族のケアをするための有給の休暇。通常の有給休暇以外にメンバー一律1年間に2日付与。また小学生以下のお子さんがいらっしゃる場合、子1名あたり2日加算。
ミッションの「Practice and Spread New Work style」を体現するために、福利厚生にセルフWorkstyleデザイン制度を用いたり、社員同士のつながりや関係性を、構築、強化するために、「いま、あいにいきます旅費」や「waiwaiチケット」などがありますね。
もちろん、生活や普段の暮らしがサポートされる福利厚生は魅力的ですが、企業の文化やミッションのための福利厚生も、会社をより良いものにしていこうという意図が汲み取れますね。
参考:https://herp.careers/v1/acall/pLJocqg_9QxG
職場環境
出典:https://vis-produce.com/work/page/index.php?id=937
スタイリッシュでかっこいいオフィスですね!
こちらのサイトは、社員インタビューのページです。やはり、みなさんワークライフバランスについてほとんど言及されていて、それと同時にチームワークの大切さについても言及されています。
また、以下のサイトは、セールスの方の働き方について書かれた記事です。SaaS営業をめざすチャレンジャーの方は、要チェックです!
https://note.com/workstyle_lab/n/nd2ab014605b6
給与体系
Google検索で出てきた年収図鑑というサイトによると、以下のようになっています。
平均年収:550万円
レンジ:350 ~ 780 万円
年収図鑑:https://nenshu-zukan.com/company/6120001146832
同社の営業は、「チームとして成果を追っていく」ことを重視しており、協力的なカルチャーだそうです。
採用情報・面接プロセス・評価基準
求人情報
こちらはACALL株式会社の求人サイトです。
https://herp.careers/v1/acall
海外にもチームがあるため、たとえば英語を使ってシンガポールのチームと一緒に仕事ができる営業、マーケターなどは需要が高いそうです。
評価基準
カルチャーフィットを重視する傾向があるそうです。今回の企業研究、また関連リンクをみてより研究しましょう!
お疲れさまでした!
ACALLのように日系IT企業、外資IT企業には、まだまだ皆さんが知らない面白いことをやっている企業はたくさんあります。
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