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SmartHR:労務管理SaaSのユニコーン企業

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    全体公開
    Department: 企業研究

    こんにちは!チャレンジャーズアカデミー教育実習生(インターン)のKENです!
    「労働」と聞くと、多くの社会問題が思い浮かぶと思います。例えば長時間労働、低生産性、離職率の増加…など。そこで今回は、このような人事労務関連の課題を解決するクラウドを開発している規格外のユニコーン企業、SmartHRを紹介します!!

    チャレンジャーベース的おすすめポイント

    まずは、おすすめポイントから

    1. エンタープライズを強化していく流れに乗れる
    2. ユニコーン企業の環境を享受できる(ネームバリュー、福利厚生、、)

    興味のある方はこちら

    サマリー

    • 設立年:2013年
    • 従業員数:840人
    • 業種・事業内容:人事労務クラウドの開発、営業
    • 本社所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 8階・17階
    • 公式ウェブサイト:URL
    • Wikipediaページ:なし
    • 上場・非上場:非上場:非上場

    事業内容・創業経緯

    さっそく、事業内容について解説していきます!

    事業内容

    4年連続シェアNo.1(※)クラウド人事労務ソフト「SmartHR」といったクラウドソリューションを提供しています。近年はタレントマネジメント等の周辺分野に力を入れています。つまり「働く」に関する課題を解決していくユニコーン企業であり、注目が高まっています。

    ※デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2021年度」

    働くすべての皆さまへ。『SmartHR』のご紹介_01 | SmartHR|シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト

    参照:SmartHRができること

    創業経緯

    創業者の宮田氏は27歳の頃に難病にかかってしまい、人生のどん底を経験します。そこから一念発起し、「人生何が起こるかわからない、好きなことをやろう」と起業を決意しました。そして妻が育休関連の煩雑かつ非効率な手続きに追われている姿を見て労務手続きの課題に着目したようです。

    参照:SmartHRの創業秘話

    企業のミッション・バリュー

    次に、企業文化について紹介します。

    SmartHRのミッションは、、well-working

    労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。

    壮大なミッションを実現するためのバリューとしては以下の7つがあります。

    1. 自律駆動
    2. 早い方がカッコイイ
    3. 最善のプランCを見つける
    4. 一言一句に手間ひまかける
    5. ワイルドサイドを歩こう
    6. 人が欲しいと思うものをつくろう
    7. 認識のズレを自ら埋めよう

    ちなみに個人的には3つ目の「最善のプランCを見つける」が素晴らしいと感じました。今あるものを最適解だと思わず、思い込みや常識を捨てて最善を探っていく姿勢のようです。

    参照:SmartHRのミッション・バリュー

    どこが凄いの?

    市場が大きいものの、乗り換えが起きずらい

    画像出典元:SmartHR

    ところで、どこがそんなに凄いの?と思うでしょう。

    当然ながら、労務管理製品の対象となる顧客はすべての法人であり、IT化の流れによって市場規模が拡大し続けてきました。

    しかし、人事労務は年末調整など、社労士にまとめて発注してしまえば済んでいました。そして業務の発生頻度が多くなかったという特徴がありました。

    そこでSmartHRは”「集まる」「蓄まる」「活用できる」”という人事情報の集積を武器に、企業の中枢にしっかりと入り込んでいきました。

    つまり人事情報が大量に蓄積されているため、会社の基幹情報も一緒に更新されていきます。だからこそ、雇用契約や年末調整等の雑務の省力化だけではなく、重要性と乗り換えのコストがかなり高いサービスになるということです。

    導入事例

    さて、次は導入事例を見ていきましょう。

    株式会社すかいらーくホールディングス:約6,000人の年末調整手続きを効率化し、バックオフィス業務のDXを推進

     

    株式会社すかいらーくホールディングス

     

    導入背景:

    1. DX推進の一環
    2. 人財本部の課題: 人財本部は「従業員の利便性と満足度の向上」、「人事労務関連業務の標準化・効率化」、「管理業務の工数削減」の3つの目標を掲げている。
    3. 年末調整業務の課題: 年末調整業務において、紙での手続きが多く残っていた。印刷・発送、書類の回収・不備チェック、システムへの情報転記に多くの工数が必要であった。

    導入効果:

    1. ペーパーレス化と工数削減: 導入により、年末調整業務などの手続きがオンライン上で完結し、紙にまつわる業務を大幅に削減した。
    2. 入力サポート: 年末調整機能では、簡単なアンケート形式での入力できる。入力ミス・漏れによる書類の不備防止と従業員からの問い合わせ対応の軽減が期待される。
    3. わかりやすいUI設計: SmartHRの使いやすいUI設計により、管理者だけでなく幅広い世代の従業員がスムーズに利用できる。
    4. 業務運用の統一:運用が統一され、従業員の利便性向上と管理部門の負担軽減が実現される。

    参照:すかいらーく導入事例

    三菱重工株式会社:従業員一人ひとりの声を素早く集め、組織づくり・各種制度の整備に活用

    三菱重工業株式会社

    導入背景:

    1. DX推進の一環: 三菱重工業株式会社は、国内グループ従業員約6万名への展開を視野に入れた「SmartHR」の導入を開始し、人事・労務領域でのDXを推進している。
    2. 紙による情報のやり取りからの変革: 従業員が社用PCを持たない現場では、人事部門との情報のやり取りが紙ベースで行われていた。
    3. 従業員と人事部門の繋がりの強化: 「SmartHR」の導入により、従業員自身のスマートフォンやPCを利用して労務手続きを行うことが可能となり、従業員と人事部門の繋がりが得られた。
    4. 従業員サーベイの必要性: 「SmartHR」をハブとした繋がりを活用し、組織づくりや事業貢献に役立てるために、従業員から素早く積極的な意見収集が行える「従業員サーベイ」機能の検討が開始された。

    導入効果:

    1. 従業員情報の活用: 「従業員サーベイ」機能は、「SmartHR」に蓄積された従業員情報を活用し、対象者の細かなフィルタリングや権限設定が柔軟に行える。
    2. オンラインでの効率的なサーベイ実施: 「SmartHR」上で簡単に集計できるため、データ加工の必要がなく、回答締め切り後すぐに集計結果を参照できる。
    3. 従業員の円滑な利用と安心感: 「SmartHR」の労務機能と同様のUIでサーベイを利用できるため、従業員の円滑な利用が期待できる。また、細やかなサポートによる運用面の安心感も評価された。
    4. 双方向のコミュニケーション強化: 「SmartHR」の導入と従業員サーベイにより、従業員と人事部門の間で双方向のコミュニケーションが実現し、能力を十分に発揮できる企業風土・制度の整備に寄与することが期待されている。

    参照:三菱重工への導入事例

    競合比較・市場動向

    競合企業

    代替製品として、マネーフォワード クラウド社会保険などの競合製品があります。比較サイトによると、導入の手軽さやコスト面で優れている製品があるようです。しかしながら、機能への満足度や大規模なシステムとしてはSmartHRの方が優れていそうです。

    前述したとおり、手続きだけではなく人事情報といった会社の基幹情報に入り込んでいるサービスだからこそ、乗り換えは起きにくいでしょう。

    強み・弱み

    強み:継続的なプロダクト拡大実績

    乗り換えが起こりにくい安定的な労働管理SaaSから、タレントマネジメント領域へと注力し、急速に顧客数が拡大しています。

    参照:SmartHR、なぜ「タレントマネジメント」領域なのか

    弱み:事業拡大によるリスク

    (労務手続きという日本独特のマーケットに刺さったということは逆に、)海外進出がうまくいくとは限らない。

    市場動向

    参照:ITR 労務管理市場予測

    2021年度の労務管理市場の売上金額は84億円です。そして前年比では61.5%増と急速に成長、2022年度の売上金額も同様に35.7%増加しています。

    成長の主な要因は

    1. 主要ベンダーによる積極的な広告・宣伝によって市場認知度が向上していること
    2. 労働および社会保険に関する行政手続きの電子申請の義務化に伴い、労務管理業務のデジタル化が進展していること

    各ベンダーは各種システムとの連携機能を強化しています。そして既存ユーザーのシステム拡張も進んでいます。だからこそ、労務管理市場のCAGR(2021~2026年度)は26.3%と予測され、2026年度には270億円規模に達する見込みです。

    福利厚生・職場環境

    ところで、どのような環境で働いているのでしょうかね、見ていきましょう。

    福利厚生

    • フレックスタイム制(コアタイムなし)
    • 完全週休二日制
    • 祝日、年末年始休み
    • “入社日に”15日(10日+5日)の有給付与
    • 社会保険&労働保険(もちろん)完備
    • 通勤手当支給、その他各種手当て
      →通勤手当は1か月上限3万円まで
    • リモートワーク手当(+5,000円/月)
    • リモートワーク環境を整える手当(入社時に25,000円)
    • 出産時の特別休暇
    • 育児環境を整える手当(10万円支給)
    • フリーアルコール(毎日18:00~)
    • 部活制度(1人1,500円補助/回)
    • 資格補助費用の会社負担
    • 勉強会や講座受講費用の会社負担
    • 社内勉強会向けの書籍購入制度
    • インフルエンザなどの予防接種費用負担(家族もOK)

    凄い数の手当てが、、、

    これを全部有効活用できたら成長できるし、ライフプランも立てやすいですね!

    職場環境

    引用:SmartHR オフィス移転

    2021年に東京オフィスを住友不動産六本木グランドタワー17Fに移転しています。

    とても綺麗で魅力的なオフィスですね!

    給与情報

    やはり、気になるのは給与情報ですよね。

    転職サイトによると、平均年収は647万円のようです。

    そしてトミオさん曰く、同社では転職の際に前職の給与が考慮されず、決まった給与で募集をかけているようです!

    採用情報

    さて、最後に募集職種を見ていきましょう。戦略・企画、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスと幅広いです。勤務地も東京、福岡、広島、大阪、名古屋、フルリモートと勢ぞろい。就業形態も正社員からアルバイトまでと、個々人にあった求人があるのではないでしょうか?採用サイトで求人情報を覗いてみるのもいいかもしれませんね。

    チャレンジャーベースはSmartHRさんと近くお仕事させてもらっているので、、同社についてもっと知りたい方、どの求人がいいんだろうって迷う方は、こちらのフォームからぜひご相談ください。

    お疲れ様でした!

    まさに、日系SaaS企業としては規格外のユニコーン企業でした、、

    SmartHRにかかわらず、日系SaaSでのキャリアを検討したい方、こちらのフォームからのご連絡をお待ちしております!

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