ログラス:次世代の経営管理クラウド
INDEX
こんにちは、チャレンジャーベースアカデミーの教育実習生(インターン)のKENです!
チャレンジャーベース的おすすめポイント
- 外資ITのような実力主義環境においてセールスとして活躍できる(OTEの存在)
- エンタープライズへの提案ができる
- あらゆる業種にアプローチでき、経営の意思決定に結び付く提案ができる
サマリー
- 設立年:2019年
- 従業員数:約100名(2023年9月現在)
- 業種・事業内容:経営管理クラウド「Loglass」の提供、開発
- 本社所在地:東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル21階
- 公式ウェブサイト:URL
- Wikipediaページ:なし
- 上場・非上場:非上場
創業経緯・事業経緯
さて、さっそく創業経緯からみていきましょう。
創業経緯
出典:2015年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を含む)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)
突然ですが、総務省の統計によれば、2030年には高齢化率が30%を突破し、労働人口は7,000万人を下回ると予測されており、非常に厳しい世界は目の前まで来ていると言えます。
創業者兼CEOの布川さんは新卒で高給激務業界の代名詞、投資銀行へ入社します。
2016年頃の某社での過労死事件以降、日本の労働環境が一変することを肌で感じ、変革者になるべく転職を決意したそうです。
その後経営と現場の意識の違いや非効率な実態から、”テクノロジーで経営をアップデートする”という目標を掲げます。
そこで経営管理クラウドを開発し、労働力が減少する日本における経営効率化を支える企業を創業したのです。
参照:ログラスの創業経緯
事業内容
ログラスは経営管理クラウド「Loglass」を提供する会社です。
経営管理クラウドとは?
経営管理には予算策定、予実管理、見込み更新、管理会計などの業務があります。これらの業務はアナログ運用が多い領域です。
それらのフローを効率的に仕組み化し、データを一元化してクラウド上で保存できるサービスです。
Loglass導入の主なメリット
- 経営管理の負担を軽減し、高付加価値な業務へ移行
- 情報品質と伝達速度を向上させ、より優れた分析と意思決定が可能
- 高次元の事業運営を実現
ログラスの主な機能
■予算編成
EXCEL・Googleスプレッドシートのデータを自動統合し、予算策定・見込集計に伴う集計作業を縮小。
■実績インポート
会計ソフトのデータを直接インポートし、科目別の仕訳も自動で。
■配賦機能
多段階・複雑な配賦ルールにも対応しており、正確なコスト・利益に基づいた質の高い議論をサポート。
■財務シート
取り込んだデータは、部門比較や予実分析など、目的にあわせた柔軟なアウトプットにて、全てツール上で確認。データを全てお手元にある状態を実現し、意思決定のスピードを向上。
■経営ダッシュボード
売上・利益などの財務数値は勿論、KPIなど経営の意思決定に必要な情報をBIダッシュボードで直感的に見える化。各部門・セグメントごとの切り替えもワンクリックで可能。
参照:ログラスの事業内容
企業のビジョン
良い景気を作ろう。
他社のビジョンには中々ない、斬新な表現だと思います。
“管理会計100年の歴史に終止符を打ち、
新しいデータ経営の在り方を生み出す。”
このような想いを元に創業されたは、大きな野望を持っています。
「失われた30年」のように日本経済に停滞感が漂う中、テクノロジーによってそれらを打破しようとしているのです。
パートナーたちと一つ一つの壁を越え、良い景気を作る。
ログラスの視座の高さが伺えますね。(カッコいい、、、)
どうやって達成するの?
しかし、どのように崇高な目標を達成するのでしょうか。
「全ての企業に最高の経営管理体験を。」
経営者・CFO・経営企画に留まらず、
全ての事業に関わる社員に対して業績を見せたい範囲で可視化。
クラウドデータベースとビジネスインテリジェンスの活用によって
今までにない形で経営数値を操る体験をサポートするようです。
導入事例
さて、実際にLoglassはどのような企業でどのように活用されているのでしょうか?
導入事例を見ていきましょう.
住商メタルワン鋼管株式会社:データ集計が2日間から10分に短縮
導入背景:
導入前は、予算の取りまとめや集計がExcelで行われ、数値の確認や修正に多くの時間がかかっていました。10年間にわたり一人で行われてきた手作業の中で、入力ミスや異常値の確認、分析への時間が不足していたそうです。
導入効果:
Loglassの導入により、企業は効率的な業務プロセスと数字へのアクセス性向上を実感しました。
- マスタメンテナンスの効率向上: 従業員が組織変更を行う際の作業時間が大幅に短縮され、新しい組織マスタを簡単に作成できるようになりました。
- データの取り出しやすさ: Loglassは資料の複数のファイルを開く手間を省き、補助科目や明細にワンクリックでアクセスできるため、数字へのアクセスが向上。経営陣が必要なデータに迅速にアクセスでき、分析が容易になりました。
- 集計の自動化: Loglassは特に大規模な企業に向いており、PLの最小単位が多数存在する場合でも、集計の自動化によって業務の効率が向上します。複数の店舗や部門がある場合でも、Loglassを導入することで業務が効率的になり、分析がより確かなものとなります。
総じて、Loglassの導入により手作業からの解放、業務効率の向上、数字へのアクセス性向上が実現され、企業の経営に対する効果的なサポートが得られています。
競合企業・市場動向
競合企業
予実管理や収支管理のプロダクトを運営する企業が競合になります。
国内ではDIGGLE(DIGGLE株式会社)やプロカン(株式会社シービーティー)などが挙げられます。
グローバルではAnaplanが競合であり、当社は2018年に米国で上場しています。
どのプロダクトもExcelで管理していた情報をクラウド上で簡易的に管理することを売りにしているようです。
経営管理の前工程にはSalesforceやSAP Concurなどの大手企業プロダクトがあります。
ログラスは様々な経営に絡む領域への進出を考えているようなので、今後は巨大企業が競合になる可能性もあるでしょう。
市場動向
ITRの調査によると、国内クラウド管理市場は全体として伸長傾向にあります。コロナ禍によって企業のシステムのクラウド化が進んでいることは追い風のようです。
また、ログラスCEOの布川さんは以下のように述べています。
「競合は存在するものの、この市場に大型の資金を投下したり、圧倒的な資金調達を行うようなプレイヤーは少ないとリサーチで認識しており、マーケット自体の成長性に関しても、SaaSのモメンタムから市場の伸びは間違いないと確信できていました。」
参照:マーケットの選定理由
強み・弱み
強み:先行優位性と優れたUI・UX
前述の通り、市場全体としての成長性があるにもかかわらず国内に競合があまりいないのが現状です。
0からプロダクトを設計してから3年間、シードラウンドで8,000万円、シリーズAで17億円を調達しています。まさしく経営管理クラウドのフロントランナーであり、先行優位性をこれからも発揮し続けるでしょう。
弱み:プロダクトの対応範囲とコスト
対応範囲に関しては、競合に関する記述の際に示した画像の通り、経営に関わるプロダクトとしては一部分を担うものです。SAPのERPなどの方が対応範囲は当然広いため、グローバル企業がクライアントとなる場合は劣後してしまうリスクがあります。
また、国内競合サービスに比べると価格が2倍近いプロダクトであるため、低コストを求める中小企業には刺さらない可能性もあります。
ログラスのセールスって何が凄いの?
さて、急成長急拡大を続けるログラスですが、どんな凄いセールスがいるのでしょうか。
当社のトップセールスである高橋さんのnoteを見ればわかります。
上の画像の通り、お客様の業務フローを徹底的にインプットし、フローごとの課題を可視化するそうです。経営管理という性質上複雑な業務フローであるため、担当者であっても自社の課題を整理できないケースがあります。
このような図解を商談中に作ってしまい、提案に繋げるそうです。そしてログラスに入社すればこの営業手法が叩き込まれるようです。これができれば市場価値の高い凄腕セールスになれそうですね、、!!
福利厚生・職場環境
福利厚生
さて、福利厚生について見ていきましょう。
- 完全週休2日制
- 祝日、年末年始休暇
- “入社日に”有給付与
- 借り上げ社宅制度
- 引っ越し手当あり
- リファラル採用報酬あり
- 簿記取得補助あり
- PC周り備品補助
- 1on1ランチ補助
- 社内イベント
>Winsession
>Loglass Night(食事・飲食代全額補助)
>全社合宿Loglass Night、楽しそうですね(笑)
職場環境
さて、次は職場環境について見ていきましょう!
ログラスは2022年の12月に、事業拡大に伴うオフィス移転をしています。
JR山手線の田町駅直結で都営三田線の三田駅からも近いビルですから、利便性は高いと言えるでしょう。
約1年での移転とのことですし、今回も1フロアのみの利用なので、近いうちにオフィス移転の可能性はあると思います!
給与情報
dodaの情報によると、
- Webマーケティング(ネット広告・販促PRなど):500万円~900万円
- 販売促進・PR:500万円~900万円
- 広報:600万円~900万円
- 経営企画:550万円~1,000万円
- 人事(教育・採用担当):500万円~800万円
- IT法人営業(直販):800万円~1,200万円
- Web系(IT)ソリューション営業:600万円~800万円
- Webサービス・プロジェクトマネジャー:800万円~1,000万円
- プロジェクトマネジャー(Web・オープン系・パッケージ開発):600万円~1,000万円
全体的に他社スタートアップの水準よりも高いですし、今後の上昇する可能性があると思います。
日系では珍しいOTE制度
ところで、ログラスの魅力は単純な給与ではありません。
日系企業では珍しいOTE(On-Target Earning)制度にあると言えるでしょう。
OTEとは、On-Target Earningの略で、目標達成率100%達成時(on-target)の理論年収(earning)のことです。OTEは、ベースサラリー(基本給)とインセンティブ(外資系企業におけるボーナス)にわけられます。ベースサラリーとインセンティブの比率は同じ企業内でも職種によって異なることが多く、特に営業職は他職種よりもインセンティブの比率が高い傾向にあります。
たとえば、「A社営業職のOTEは1000万円6:4」といった場合、年間の基本給は600万円で、400万円は100%目標達成した場合に支払われるボーナス(インセンティブ)という解釈になります。
インセンティブに関しては目標未達だと減額され、逆に、100%を超えて目標達成すると増額されます。
しかし、なぜ導入に至ったのでしょうか?
OTE制度導入の背景や結果に関しては社員の方が解説されているので目を通して見てください!
採用情報
さて、ログラスで働きたくなってきたところで採用情報を見ていきましょう。
新卒採用
まずは新卒採用からですが、数年前から採用実績はあるようです。
しかし正式な採用開始は2024年卒業の学生を対象とした採用のようですね!
新卒採用を経ての初期配属先は明言されていませんが、インタビュー記事を確認したところIS(インサイドセールス)の方がいました。
長期インターン生も募集しているようなので、興味がある学生は応募して見ましょう!
(URL:長期インターン募集ページ)
中途採用
詳しい情報を明言することは難しいですが、めちゃくちゃ採用意欲がある時期だと思います。
組織を急拡大しており、その採用の秘訣を伝えるイベントを開催しているほどです。
具体的なポジションについては公式サイトをや求人ページを参考にして見てください。
選考対策やポジションに関して詳しく知りたい方は、弊社にお気軽にご相談ください!!
チャレンジャーズアカデミーとは
最後までお読みいただきありがとうございます!
ちなみに当サイト(チャレンジャーズアカデミーは、日系&外資IT転職に強いエージェント、チャレンジャーベース(株)が運営する
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SmartHRといった日系大手企業や普段目にすることのない外資IT企業を紹介し、会員(チャレンジャー)向けのイベントなども開催しています。
そして、今回紹介したログロスにも先輩チャレンジャーがいます。
自分自身がどのようなキャリアを歩みたいのか、そのうえでどのような職種で活躍したいのか。一人で抱え込まず、こちらのフォームからぜひ弊社に相談してください!