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外資IT企業の日本法人立ち上げに参加するってどういうこと?経験者が解説するで

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    Department: 学長コラム

    あけおめ!チャレンジャーズアカデミー学長の、トミオやで!

    正月にツイッターしてたらな「外資IT企業の日本法人に立ち上げフェーズで入社する」という話題が俄に盛り上がったんや。以下のワイのツイートには、200人ほどがイイネ!してくれたで。

    外資の日本法人立ち上げを複数経験してきてる「海外営業マン」さんは、日本立ち上げの仕事をこんな風に表現してたわ。

    「一度やるとやみつきになってしまう」立ち上げの仕事とはどんなお仕事なのか?今日の講義では、経験者の立場からトミオが解説しちゃうで!

    もう読んだ!とにかくどうやったら立ち上げの仕事に出会えるか教えてくれ!という人は、以下のボタンからトミオに相談を申し込んでな。

    外資における「立ち上げ」のお仕事

    外資で働くことの醍醐味みたいな仕事や!

    外資で働く…言うたらこんなこと想像せーへん?

    • まだ日本人が知らない最新の技術や海外のトレンドを日本に紹介!
    • 英語使いまくりの環境!海外出張しまくり!
    • 外国人の同僚と日々切った貼った。お客さんのところに連れていって通訳したり?

    やっぱ、外資で働くならそういう経験したいやん?でもそれは、「日本法人の社員規模が小さい場合限定」の話や。

    たとえば日本法人の社員数が3,000人を超えるセールスフォースや2,000人を超えるオラクルで働いたら、まず、日常業務では英語は使わへんねん。(詳しくは外資IT企業マップの記事を参照してな)

    「少人数の外資日本法人」で働いた場合のみ発生する、ザ・外資な体験、したくないか?

    なぜ、トミオがそれを解説できるのか

    なぜなら、学長トミオは現役時代外資IT企業でチーム立ち上げの一員としての入社を3社も繰り返した元傭兵だからや。

    • 2011年に入社したAutodeskには、APACインサイドセールスチームの立ち上げにチーム唯一の日本人として入社。
    • 2013年からは、Tableau Softwareの一人目営業として日本法人立ち上げ時に入社。
    • 2020年には、Medalliaの日本法人立ち上げに一人目エンタープライズ営業として入社。

    何を隠そう、トミオが経験した外資は全部、立ち上げフェーズや。そのタイミングごとに一番おもしろそうな仕事を選んだ結果、そういう結果になっていまったというのが正しいのかもしれんわ。

    「血が騒ぐ」仕事をしたい人におすすめ

    実際に経験した人間として言わせてもらうと、誰しもに勧める仕事ではないわ。(そもそも外資IT業界自体がそうやけどな)

    でも、おもしろい人生にしたいから、キミは「外資IT」という業界を選んだんやろ?しかも、この記事をここまで読み進めてしまったわけや。「立ち上げ」に興奮してしまう素質を持ってるってことや。

    ほんじゃ、詳しい解説を始めていくで。(ちなみに下の写真は、Medalliaの日本法人立ち上げ2日目のキックオフ飲み会の写真や)

    KellyとJYが日本に来たとき

    なぜ、外資の「日本立ち上げ」の仕事がたくさんあるのか

    外資の「グローバル進出」には日本市場が欠かせないから

    キミが思ってる以上に、外資企業の「日本進出求人」てたくさんあんねん。GoogleだってMicrosoftだって、日本に入ってきた瞬間は社員数人やったわけやから当然の話ではあるわ。

    でも、「なんで外資が日本に来るのか」言うたら「日本が市場として魅力的だから」ということを抜いては語れんのや。日本に感謝やな!

    • 日本はただでさえ、GDP世界第3位の巨大市場
    • SaaS企業は中国でビジネスしにくいから「アジア進出≒日本進出」
    • アメリカ企業がグローバル展開するなら「日本を外す」はありえない判断

    日本語が話せないと日本でビジネスできないから(重要)

    ただ、日本というマーケットは相当特殊なわけや。それで我々の出番がやってくる。

    なぜなら、外資が「優秀な人間」を海外から送り込もうと思っても、おそらくその人では日本で製品を売れないからや。

    • 日本の顧客は英語が話せず、また日本語ネイティブと取引したがる傾向がある
    • 日本語は習得の難易度が高く、外国人が身につけようと思うと大変な労力を要する
    • 日本企業の独特の意思決定方法や「ハイコンテクスト」なビジネスカルチャーを理解できるのは日本育ちの人間

    「日本のマーケットに通じた人材」の貴重さ

    だから、外資が日本に進出してくるタイミングでは「日本で製品を売ることができ、グローバル企業のコンテクストで働くことができる人間」が重宝されるわけなんや。

    もう少し具体的に、どういう人間が必要とされるかを説明しておこか。

    • 高い英語力を持ち、外国人上司や他国にいるマーケその他のファンクションの人間とやりとりできる
    • 「日本の顧客に製品を売る」ということがどういうことかわかっており、自ら営業活動をリードできる
    • 立ち上げ期独特の「不確定要素」を楽しむことができるチャレンジャーマインドとしたたかさ

    「外資の日本立ち上げ」の仕事の魅力とは?

    めっちゃ英語使うで!グローバルなネットワークができる

    まあ、英語は必須よ。読めるとか書けるじゃなくて「コミュニケーションがしっかりできる会話力」な。

    なぜ必要かって?そりゃ「日本に何にもない」からよ。外資の日本立ち上げのときってこんな感じやねん。

    • 製品資料は全部英語。自分で必要な情報を取ってきて、日本語の資料に落として、お客さんとこに持っていく。
    • トレーニングも全部英語。ワイがTableau入ったときは、入社直後から3週間シアトル、その後2週間シンガポールやった。
    • そもそも上司が外国人。VP of APACのJYから案件単位のDeal Reviewで詰められたの、今でも覚えてるわ…

    ちなみにこの写真の右から2番目のおっさんがJYな。ワイがMBA取るためにTableauを辞めたときには、ビジネススクールに出す推薦状を書いてくれてな。めっちゃお世話になったわ。

    無限のテリトリー!成果は全部キミのもんや!

    「テリトリー」って単語、わかるか?なんやったっけ?という人がいたら、外資IT用語集でチェックしてみてな。

    日本に進出してきたときの外資IT企業って、せいぜい営業の人数は1人とか2人やねん。これが何を意味するかというと、「自分が開拓した企業は全部自分が担当」になるってことや。

    営業が何百人もいる組織やと、キミが担当できる企業って全体のほんの一部や。それが、立ち上げ期だとすべてが未開拓!フロンティアスピリットのある人間ほど興奮するよな。

    給料は、意外にもちゃんと出るねん

    「立ち上げ」って言うと、まだ色々未整備で、給料もあんまり出ないイメージあるやんか。

    でも、「日本に進出しよう」って思う外資IT企業、多くの場合は日本進出時点で1,000人くらいは社員がいるんや。だから、ただの中小企業ちゃうねん。普通に、外資の給与相場(+英語プレミアム)くらいの給料は出してくれるで。

    以前書いた『外資IT営業の年収2000万円のオファーレターを入手したから学長が解説するで』で紹介したOTE2000万円のオファー、あれぶっちゃけな、ワイがMedalliaの一人目営業として受け取ったやつやねん。

    デメリット:リスクは高いで!

    制度は全然整ってないで!

    冒頭で紹介した「海外営業マン」さんも言ってるけど、まあ、制度面では色々と不備があるのが普通や。

    実際ワイも、「入社してみたら通勤交通費の制度がなかった」「名刺は刷らない会社ポリシーですと言われた」「ウェブサイトの日本語化予定はないと言われた」など、出会ったトラブルを挙げたらキリがないわ。こういったことが起きたときに「なんでそんなことも整ってないんだ」と怒るタイプには立ち上げは向いてない。

    「ない」のは当然。「ない」ことを前提として、自分が望む結果を得るためには何をする必要があるのかを考え、粘り強く実行できる人にこそ向いてるのが立ち上げの仕事やと言えるやろうな。

    上司の影響、めっちゃ受けるで

    なんせ組織が小さいからな、上司とはめちゃくちゃ近い距離で仕事をせんといかん。ソリが合わなかったときには正直ひどい目に遭うわ。

    一方で、立ち上げのタイミングで責任者を任される人って、基本的に百戦錬磨の営業の猛者や。そういうスゴイ人から、間近で戦い方を学ばせてもらえるというありがたみもあるわけや。

    師匠と呼べるような人の近くで働いたら、短期間でめっちゃ成長できるで。実際、ワイはそれを体験した。

    もちろん、日本撤退もありえるな

    日本進出してきたはいいけど、早々に撤退を決める企業も見かけることがある。

    何度も繰り返してきて自分でもうんざりしてきたけど「不安定なことをリスクだと思って二の足を踏む人」には、向いてない仕事だからやめたほうがいいかもしれんな。

    ワイからすると、「日本法人の立ち上げと撤退を経験した」ということ自体が勲章になるやん?て感じや。そこからしっかり学んだ人間には、また次の立ち上げ仕事のオファーが殺到するやろうな。

    外資の立ち上げに参加するための準備

    マインドセットが命

    ここまで読んで「外資の日本立ち上げってめっちゃワクワクするやん!」と思った人!そんなキミを待っていた!

    その気持ちがあったら、きっとなんとかなるわ。チャレンジする心と柔軟さ。それを大事にしてくれな。

    英語力を鍛えろ!いくらあっても余ることはない

    外資IT企業の日本法人で働くにおいて、完璧な英語が求められることはない。

    でも、英語力はいくらあっても困ることがない。上司に対して「自分が何に困っていて、どういうサポートを必要としているか」をしっかり伝えることができるかはキミの命運を決める。

    海外オフィスのエンジニアに「今こういうことで困ってる」とヘルプを求められるかどうかは、キミが勝負の案件を受注できるかロストするかの瀬戸際でモノを言うやろう。

    英語をやれ!何をやったらいいかわからん?チャレンジャーズイングリッシュに相談だ!

    修羅場を潜れ、実力をつけろ

    立ち上げの仕事は、楽しいが、キツイで。

    キツイ仕事がやってきたときに「自分なら大丈夫」と思える自信とタフさはどうやったら身につくと思う?

    そうや。今、目の前の仕事に全力で取り組んで、キツイ場面でも逃げずにやり抜くこと。結果を出すために全身全霊をかけ続けることや。潜った修羅場の数が、将来の強い自分を作ってくれるんや。

    挑戦したい人は、チャレンジャーベースへ相談を

    どうやって求人をみつけるか?対策はどうしたら?

    外資の立ち上げ求人てな、みつけるのにコツがいるんや。なぜかというと、日本オフィスにまだ日本人がいない状態で募集をかけてることがほとんどだから。

    日本語で情報収集してたらまず出会えないし、じゃあ一体どうやったら?という話になる。これにはいくつかコツがある。コツがあるが、この記事は既に5,000文字を超えてしまった。

    実は今、熱い求人が一見あんねん

    「外資立ち上げに参加したい人のための情報収集」についてはまた別途記事を書けたらいいなと思うけど、ちょっと時間をもらう可能性が高いわ。

    実は、今、弊社チャレンジャーベースでお手伝いしてる、熱い外資立ち上げ案件が1件あるんや。

    • IT系のプロダクトだが、必要な専門知識は少ないので「法人営業経験3−5年」の人なら応募可能
    • 日本にたった一人の営業として、顧客開拓をしていく仕事なので新規開拓経験があると嬉しい
    • 直属上司がシンガポール人なので、少なくとも外国人上司とコミュニケーションできる英会話力は必要

    将来外資立ち上げに挑戦してみたい人は、一度トミオと会話しておこう

    この案件に今すぐ応募するか!というと迷う人もおると思うし、「今の英語力じゃ立ち上げ挑戦は無理かな」という人もおるんやないかと思うわ。

    それはそれとして、よかったら一度トミオとのZoom相談を申し込んでくれたら嬉しいわ。チャレンジャーアカデミー会員からの相談ならトミオは必ず時間を作るし、「挑戦してみたい」という志がある人と会話できるだけでハッピーや。

    それじゃ、2024年もチャレンジの年にしていこうな!Let’s give it a try!

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