マネーフォワード:すべての人の、「お金のプラットフォーム」へ
INDEX
みなさん初めまして、チャレンジャーズアカデミーの教育実習生(インターン)、NANAです。今回初の記事投稿です!
「マネーフォワードME」というアプリの名前、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回紹介するのは、”マネーフォワード”という会社です。
個人向けサービスだけではありません。「マネーフォワード クラウド」など、多岐に渡る「お金のプラットフォーム」サービスを提供しています。
以下でマネーフォワードについて詳しく見ていきましょう!
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- ネームバリューのある企業に勤められる
- 中小企業向けSaaSであるため、営業入門でも安心!
- 新卒や若手の中途入社を考えている人に合った育成支援
サマリー
- 設立年:2012年
- 従業員数:2,148人(2023年11月時点、連結会社含む)
- 事業内容:PFMサービス(個人が効果的に財務を管理するためのサービス)およびクラウドサービスの開発・提供
- 本社所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
- 公式ウェブサイト:URL
- Wikipediaページ:URL
- 上場・非上場:東京証券取引所 プライム市場(コード:3994)
創業経緯・事業内容
創業経緯
2012年5月、東京都新宿区高田馬場において、辻庸介氏によりマネーブック株式会社が設立されたのが始まりです。辻氏は社会人になった頃からお金に関する問題意識を持っており、マネックス証券に勤める中でお金とテクノロジーを掛け合わせたサービスの必要性を感じ起業をしたそうです。当初はfacebookから着想を得た「マネーブック」と呼ばれるサービスを提供していました。現在では50を超えるサービスを提供する会社となっています。
参考:創業の軌跡
事業内容
次に事業内容について説明していきます。マネーフォワードのサービスは以下の三つを対象としたサービスを提供しています。
- 法人
- 個人
- 金融機関
法人向け:マネーフォワードクラウド
「マネーフォワードクラウド」は経理や人事労務における面倒な作業を効率化する事業者向けバックオフィスSaaSです。以下で代表的なサービスを紹介していきます。
マネーフォワードクラウド会計
クラウド会計ソフトを使えば、取引等の自動化と業務効率化が期待できます。
- インターネットサービスとの連携機能によるデータ入力削減
- AIの学習により会計業務の自動入力・自動仕訳が可能に
- インボイス制度に対応
- 経営情報をリアルタイムで見える化
- 顧問税理士との共有がスムーズ
その他
- クラウド確定申告
- クラウド請求書
- クラウド経費
- クラウド固定資産
- クラウド人事管理
- クラウド契約
上記以外にも、「マネーフォワードクラウド」のソフトは数多くあります。これらのソフトはまとめて利用可能であり、バックオフィス全体の効率化が行えます。
参考:マネーフォワードクラウド
個人向け:PFMサービス
PFMとは、あらゆる金融機関の口座情報を一元的に管理できるサービスです。マネーフォワードでは個人の家計管理を効率的に行うサービスを提供しています。以下で代表例を見てきましょう。
参考:PFMとは
マネーフォワードME
「マネーフォワードME」は、家計簿や資産確認をスマートフォンで行えるアプリケーションサービスです。名前を聞いたことがある人、実際に使ったことのある人も多いのではないでしょうか。
- 毎日のお金の出入りを自動で見える化
- 銀行やカードの残高をまとめて見える化
- その月に使った金額を見える化
といった機能があり、家計の管理や改善をサポートしてくれるサービスです。
参考:マネーフォワードME
その他
- マネープラス
- マネーフォワードお金の相談
- マネーフォワード固定費の見直し
上記のような個人の資産運用を助けるためのアプリケーションも多く提供されています。
参考:個人向けPFMサービス
金融機関向け:マネーフォワードFintechプラットフォーム
「マネーフォワードFintechプラットフォーム」は、残高データや取引明細データを収集・蓄積・分析し、金融機関をはじめとするクライアントと共に、顧客である個人や法人にサービスを提供するプラットフォームです。
- アカウントアグリケーション基盤(金融関連サービスの連携)
- データベース
- データ分析基盤
- ID/認証基盤
- 連携パートナーサービス
以上の機能を通じて、金融機関の顧客向けサービスの拡充と、金融機関のDXを推進しています。
企業のミッション・バリュー
ミッション:お金を前へ。人生をもっと前へ。
マネーフォワードでは、お金は人生において身を守るため、夢を実現するために必要なものであると考えています。お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができるサービスの提供を目指しています。
バリュー:すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる
オープンかつ公正な「お金のプラットフォーム」を構築すること、本質的なサービスを提供することにより、個人や法人すべての人のお金の課題を解決します。
- User Focus
- Tech&Design
- Fairness
参考:ミッション&バリュー
導入事例
株式会社アダコテック:マネーフォワード クラウドを通じて「経営の見える化」を実現
アダコテックは、製造業の工場における「検品作業」をAIによって自動化する画像解析のソフトウェアを提供している会社です。以下で導入背景と導入効果を見ていきましょう。
導入背景
- ビジネス拡大に伴い、経理業務の内製化を検討していた
- 経営数字の把握や内部統制の向上、税理士による業務丸投げによるコスト削減を目指していた
- 他の会計ソフトと比較して、マネーフォワードの使いやすさが決め手となった
導入効果
- 会計業務が効率化し、経営の見える化が実現
- クラウド上での管理により、経費削減とコミュニケーションコストの低減が可能に
- 請求書発行や給与計算の手間が削減され、業務の効率化と精度向上が図られた
- リモートワーク時にも給与明細を確実に送付できる仕組みを確立
強み・弱み
強み:成長支援
マネーフォワードでは、「組織の成長において人が大事」という考えが根付いています。具体的に見ていきましょう。
フィードバックの徹底
上長とメンバー間で1on1研修を行うことにより、月に一回以上の頻度で目標に対する振り返り、フィードバックを行っています。
「MF Selfie Map」の導入
これはメンバー個人のコンディションを把握するための記名性のサーベイです。このサーベイによってマネージャーが個人の育成を後押しできるきっかけが生まれています。
教育・研修制度
新卒や中途採用に関わらず、個人の成長フェーズに合わせたキャリア研修やリーダー育成研修を行なっています。
語学研修プログラム
社内に英語学習専任担当者を置くことで、メンバーの習熟度に合わせた英語研修プログラムを用意しています。また、母国語が日本語でないメンバーへの日本語研修により、メンバー間相互のコミュニケーションが円滑になることを目指しています。
上記のような育成支援があるため、初めてIT営業に勤める方、営業から新しい分野に挑戦したい方、英語力をつけてさらに営業力を高めたい方が働きやすい環境といえますね。
参考:『Talent Forward Strategy 2024』
弱み:シェア率低下の可能性が高い
弱みとしては、競合企業の存在が挙げられます。現在クラウド会計ソフト市場は参入が容易であるため、新規企業の参入によりシェア率が今後下がる恐れがあります。今後他の競合企業との差別化が図れるサービスを提供できるかで、マネーフォワードの市場動向は変わるといえるでしょう。
競合企業・市場動向
競合企業
マネーフォワードの代表的な競合企業として、freeeを紹介します。freeeも同じく、クラウド会計ソフトを提供しています。両者のメリット・デメリットについて、以下の表をご覧ください。
参考:こちらを参考に編集者作成
上記の表から分かるように、初めてソフトを導入する企業にはfreee、ある程度ソフトの知識があり、様々な機能を使いたい企業にはマネーフォワードが向いているといえます。
このように、同じクラウドソフトを提供している競合企業でも、メリットデメリットがそれぞれあることが分かりますね。
市場動向
ここでは、クラウド会計ソフト市場の動向について解説します。
2023年3月末時点で、個人事業主におけるクラウド会計ソフト利用率は初の30%超えを記録しました。従来のインストール型ソフトからクラウド型への市場移行は進んでいることが分かります。
その中でのシェア率について見ていきましょう。トップシェアは弥生が占めていることが分かります。それに次いでシェアを誇るのが先ほども紹介したfreee、そしてマネーフォワードです。
福利厚生・職場環境
福利厚生
資産形成に関するもの
- 従業員特殊会
- 企業型確定拠出年金
- 「マネーフォワードME」の無料クーポン
健康に関するもの
- 健康診断
- 予防接種
- 医療サポート
- 産休育休サポート
キャリア・スキルアップに関するもの
- 職種別グレードによる人事評価制度
- チャレンジシステム(異動公募制度)
- 書籍購入補助
- 開発環境構築支援 など
コミュニケーションに関するもの
- 社内懇親会
- Family Day(従業員の家族に向けたオフィスツアーなど)
その他
- リモートワーク環境(原則週3日)
- 近隣住宅手当・近隣引越祝金
ライフステージが変化しても、働き続けやすい環境が整っていることが分かりますね。
職場環境
数値情報
- 売上高:214.77億(2022年11月期)
- 職種比率:ビジネス職62%・エンジニア職34%・デザイナー職4%
- 新卒・中途比率:15.1%,84.9%
- 拠点数:日本8拠点・海外2拠点(ベトナム)
- 平均年齢:31歳(2021年11月時点)
- 年間休日:120日以上
- 有給消化率:男性51.9% 女性100%
参考:① 数字でみるマネーフォワード
オフィス情報
2023年3月、マネーフォワードはオフィスをアップデートしました!リモートワークがメインだからこそ、「出社体験」にこだわるオフィス作りを行なっています。
オシャレなオフィスですね。また、4つのOffice Areaを選ぶことができ、「チームビルディング」も「集中作業」も行うことが可能です。
オフィスにいながら、メンバー同士の交流も、個人作業も行える環境が整っていてとても働きやすそうですね。
給与情報
次に給与情報についてみていきます。
dodaによると、平均年収は633万円(2023年11月期時点)です。以下で職種ごとの年収を紹介しています。ここでは一部を紹介します。
- IT法人営業(直販)・Webマーケティング(ネット広告・販促PRなど)・Web系(IT)ソリューション営業:480万円~680万円
- 営業企画:400万円~800万円
- Webサービス系エンジニア(フロントエンド・サーバーサイド・フルスタック):400万円~1,000万円
- スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア:480万円~1,000万円
- IT戦略・システム企画担当:800万円~1,100万円
採用情報
それでは、採用情報についてみていきましょう。
中途採用
中途採用の詳細はこちらから見られるみたいです。
中途採用では、エンジニア職・デザイナー職・ビジネス職・コーポレート職・研究開発職・障害者採用を募集しています。
新卒採用
新卒採用情報の詳細については、こちらから見られます。
2025年度新卒採用においては、エンジニア職・研究開発職・ビジネス職・デザイナー職を募集しています。
チャレンジャーズアカデミーとは
最後までお読みいただきありがとうございます!
チャレンジャーズアカデミーでは、トミオによるキャリア相談を行っています。具体的な転職相談から、「ソフトウェア営業ってどんな仕事?」、「最近業界どんな感じですか」などふわっとした内容でも大丈夫です。
もちろん、今回ご紹介した、マネーフォワードで働くことについても、お話しできます。もちろん無料です。少しでも気になった方は、こちらからお問い合わせください!