Layer X:すべての経済活動をデジタル化する
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こんにちは、チャレンジャーベースでインターンをしているNANAです!
日本の歴史ある企業では、現在も非効率でアナログな業務プロセスが残っているところが多くあります。
そんなアナログな業務体制を刷新し、デジタル化によってすべての人が働きやすくなるようなプロダクトがあれば、とても良いですよね。
今回紹介する企業、LayerXでは、”すべての経済活動をデジタル化”することを目標に、様々なプロダクトを提供しています。どんな企業なのか、以下で見ていきましょう!
ちなみに、チャレンジャーベースではLayerXの求人を激推ししてます!LayerXについて詳しい話を知りたい方はぜひこちらのフォームからお気軽にご相談ください!
チャレンジャーベース的おすすめポイント
- 300名の組織の中で、スタートアップのフェーズを体感しながら働ける
- 変化速度が大きい段階のため、働くなら今!
- テクノロジーを駆使した生産性の高い営業が行える
会社概要
- 設立年:2018年
- 従業員数:326名(2024年4月末時点)
- 代表取締役CEO:福島良典
- 事業内容:バックオフィス向けSaaSサービス、金融DX、Privacy Tech領域
- 本社所在地:〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア 5階
- 公式ウェブサイト:LayerXの会社概要
- 上場・未上場:未上場
- 資本金:132.6億円
- 関連会社:三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社
LayerXのここがすごい!
コンパウンドスタートアップという考え方
コンパウンドスタートアップとは、Ripplingという米国のスタートアップのCEO Parker Conradさんが提唱しているスタートアップの新たな競争戦略です。コンパウントスタートアップとは、
-
創業時から単一プロダクトではなく、複数プロダクトを意図的に提供
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部署でサービスを区切るのではなく、データを中心にサービスを統合する
- 初期フェーズから複数のプロダクトを運営できる組織構造を目指す
といった特徴が挙げられます。一般的なスタートアップは、単一のプロダクトで突き抜けるべきといわれており、長らく複数のプロダクトを出す方法は悪手とされてきました。
しかし、LayerXは6つの主力製品といえるプロダクトを運営し、その各々が単独でスタートアップとして成立しうる、コンパウンドスタートアップの戦略を採用しています。この組織構造だからこそ、300名の組織の中で25名程度のスタートアップのような環境にいて働くことが可能です。
今入っても、スタートアップに参加して組織を大きくする体験ができそうですよね。
参考:コンパウンドスタートアップというLayerXの挑戦
今LayerXに入るべき理由(2024年度版)
変化速度が速い組織
LayerXのCEO福島さんは、企業の成長(組織運営)を見る際に、”会社の人数規模ではなく、変化速度で考える”ことの重要性を唱えています。同じ300人の組織でも半年で150→300になった会社と、5年かけて150→300になれる会社は全く別物であり、前者は既存の会社の仕組みを壊しながら一方で新しい会社の仕組みを構築しているといえるそうです。
事実として、LayerXは、直近2年間(〜2024)での”有力スタートアップ就労者数の増加ランキング”で5位に入っています。LayerXは組織の変化速度が非常に大きい会社といえますね。
変化速度が大きい今だからこそ、LayerXに入ると面白いかもしれないです!
インサイドセールスがすごい!
LayerXでは、インサイドセールスの組織が非常に魅力的だそうです。実際に見ていきましょう!
LayerXのバクラク事業部では、すべてのインサイドセールス活動をインサイドセールス部に集約し、上記の図のように組織化されています。現在は新卒メンバー5名を含んだ約30名ほどの規模で活動しているそうです。
また、バクラクのビジネス組織では、”The Model”型の分業体制を採用しています。マーケティング部が見込み顧客の創出を担当し、インサイドセールス部が商談・パイプラインの創出を担います。その後はフィールドセールスが提案から受注創出を行い、カスタマーサクセスが導入後のお客様への活用支援やクロスセルをサポートしています。
LayerXでは、組織拡大やテクノロジーの活用、他部署との連携を通じて体制を整えていますが、まだまだ成長途中だそうです。そんなカオスが入り混じった状況を楽しみ、これからのインサイドセールス組織成長に携わりたい方におすすめです!
創業経緯
LayerX創業者の福島氏は、2012年にGunosyという会社を立ち上げて、ML(機械学習)の技術を使ったサービスを提供していました。その中で、金融などまだなかなかデジタル化されていない領域でのデジタル化を行いたいという思いが生まれ、当初はGunosyの子会社としてLayerXを立ち上げました。
福島氏は、日本ないしはこの世界に対して非常にインパクトが残る事業がしたいと考え、グローバルに挑戦する企業向けのプロダクトをつくること、日本の「重い」産業をデジタル化するという思いから起業を決めたそうです。
ミッション・バリュー
ミッション:すべての経済活動を、デジタル化する
LayerXでは、テクノロジーの可能性を探求し、経済活動における複雑で大きな課題に挑むことを目指しています。
バリュー
- 徳:長期的な視点で社会の発展に寄与する存在であり続ける
- Trustful Team:各自がプロフェッショナルとして、実行するチームを目指す
- Bet Technology:技術に賭ける選択をする
- Fact Base:ファクトに従って行動を起こす
- Be Animal:直感的に動き、新たなファクトを獲得する
事業内容
LayerXでは、三つの事業を行なっています。
- SaaS事業
- Fintech事業
- AI・LLM(大規模言語モデル)事業
以下で順番に見ていきましょう!
SaaS事業:「バクラク」シリーズ
「バクラク」はその名の通り、様々な経理管理を「爆楽」にしてくれるサービスです。
- 経費精算:領収書を自動で読み取るため、入力不要に
- 請求書処理・仕訳:請求書を自動で読み取り・過去データから仕訳を入力補完し、振込データも自動作成
- 法人カード:申請などと紐付けて、明細との照合を効率化
- ワークフロー:申請・承認・稟議など内部統制構築が可能
- 請求書発行:帳票に合わせて柔軟にレイアウトを調整可能
- 文書管理:あらゆる書類を自動で読み取り、電子取引・スキャナ保存に対応
この便利な機能にはどのような効果があるのでしょうか?
1:現場と管理部門がつながる
現場と管理部門の間でワークフローを構築して、組織間の連携を後押しします。操作自体もマニュアルなしで直感的に扱えるほど簡単です。
2:AIで手作業を自動化
AI技術を用いた自動化により、入力や確認などの業務そのものを無くします。業務をより速く、楽に、正確に遂行することができます。
3:経営を最適化
現場のアクションを可視化し、意思決定や行動の最適化が促せます。このアクションデータは、ガバナンス強化や経営の安定に活用できます。
参考:「バクラク」事業内容
Fintech事業:三井物産デジタル・アセットマネジメント
LayerXは、三井物産との共同投資で、三井物産デジタル・アセットマネジメントという会社を運営しています。具体的なプロダクトについてご紹介します。
「ALTERNA(オルタナ)」の運営
このサービスは、個人投資家向けオンライン資産運用サービスです。投資家への透明性・広い投資機会の提供を目指しています。
参考:公式「三井物産デジタル・アセットマネジメント 会社紹介」
AI・LLM事業
LayerX創業時から取り組んできた研究開発力を活かし、企業や行政内に眠っているデータの活用・業務効率化の支援を目指す組織です。
大規模言語モデル(LLM)を用いた文書処理効率化ソリューションを始めとして、AIをソフトウェアに組み込み、エンタープライズ規模の課題を解決していきます。
参考:公式「AI・LLM事業」
導入事例
株式会社アンドパッド:月次決算の締めを4営業日短縮
株式会社アンドパッドは、現場の効率化から経営改善まで一元で管理していただけるクラウド型の施工管理アプリを提供しています。
導入背景
- 記帳業務を内製化することに伴う仕訳作成の手間
- 請求書回収のフローが複数存在したことに伴う管理の手間
- 手作業による請求書のダウンロードやアップロードの手間
決め手
- 作業しやすい操作画面と機能
- 高い自動読み取りの精度
- 業務フローとのマッチ
導入効果
- 月次決算の締めを4営業日短縮
- 細かいマニュアルを作ることなく全社に展開
- 現場の主管担当者の作業を増やさない業務フロー構築に寄与
ちなみに、弊社ではアンドパッドの紹介記事も掲載しています。ぜひご覧ください!
競合企業・市場動向
競合:群雄割拠の時代
LayerXはSaaS市場という群雄割拠の市場で勝負しているため、特定の競合がいる訳ではなさそうです。以下の図はOne Capital株式会社が公開した”ホリゾンタルSaaS カオスマップ”です。非常にたくさんのSaaSプロダクトがあることが分かりますね。
市場動向:日本のSaaS市場
日本のSaaS市場は2023年内に約1.4兆円、2027年には約2.1兆円(富士キメラ総研調べ)になると言われており、今後も拡大の余地が見込まれます。
プロダクトのカテゴリ別で見てみると、前年比(2022年)で最も成長したのは”Sals”カテゴリ(左から2番目)です。”バクラクシリーズ”が所属する”Back Office”カテゴリ(左から3番目)は3番目の成長率を誇っており、今後も競合が増えていくことが予測できます。
続いてこちらはカテゴリ別の累計調達額です。”Back Office”カテゴリ(左から3番目)は”CS”カテゴリに続き2番目の成長率を誇っており、その中でもLayerXは注目を集めているそうです。
今後SaaS市場は拡大するものの、バックオフィス向けプロダクトは競争が激しくなることが予想されるため、LayerXがどのように競争優位を確立していくのか、注目ですね。
福利厚生・職場環境
福利厚生
- 完全週休2日制(土・日)、国民の祝日
- ライフサポート休暇
- 年次有給休暇
- 育児休暇
- 関東ITソフトウェア健康保険組合
- 副業・兼業可
職場環境
基本情報
- リモート可(フルリモートもできる)
- フレックスタイム制(コアタイムなし)
- 平均年齢:33.1歳(2023年10月時点)
- 女性比率:23.6%
- 新卒入社比率:5.0%
- 産休・育休取得率:92.3%
オフィス情報
LayerXは、2024年5月にオフィスを移転しました!
つい最近できただけあって、綺麗なオフィスですね!Layer Xはリモート率も非常に高いですが、綺麗なオフィスだと出社も楽しめる気がします。
給与情報
それでは、気になる給与情報について見ていきましょう。公式には公開されていなかったため、indeed公式サイトを見ると一般的なSaaS企業の収入はもらえそうです。給与について詳しく知りたい方はぜひ学長トミオに相談してください!
中途採用
中途採用については、こちらの公式サイトから見ることができます。
インサイドセールスやカスタマーサクセスなど、様々な営業職が募集されています。
新卒採用
新卒採用についても、こちらの公式サイトから見ることができます。2023年度から新卒採用を本格的に開始したみたいです。
チャレンジャーズアカデミーとは
最後までお読みいただきありがとうございます!
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