新卒から目指す、年収2,000万キャリア5つのルート【インターン寄稿記事】
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みなさんこんにちは。チャレンジャーアカデミー教育実習生(インターン)のXだ。
突然だが、学生や若手社会人の皆さんはいくら稼ぎたいだろうか。
私の就職活動の軸は、”労働者としてでもひとまず年収2000万”だった。
きっかけは弊社代表のツイートである。
年収1,000万円ならわかるが、労働者でも年収2,000万以上目指せるという事実に驚き、ワクワクした。(以下の画像は月給だが)
本記事を読むとわかること
- 特殊なスキルを有さない学生や若手社会人が年収2,000万を目指す際のルートについて
- 年収2,000万を高確率で見込める企業群とその実情
前提条件
- 医者や研究職など特殊なルートではなく、一般的な文系学部生でも歩むことができるルートに限定
- ルート①~④は原則MARCH以上の学歴を有することが前提
- 終身雇用系企業の場合、同期入社の殆ど(少なくとも5~9割方)が年収2,000万を達成する企業のみが対象
→例えばインフラ系の企業で役員になれば年収2,000万は行きます。同期入社のうちに1人いるかいないかの確率なので現実的ではない - 各業界の市況感や業績に左右されるので、あくまで2024年1月時点での見解
→例えば総合商社は資源バブルの影響で給与が大幅に上昇しているので、長期的なトレンドといえるかは定かではない - ある程度網羅されているが、紹介するルートに漏れやズレがある可能性はあるため、あくまで参考程度
年収2,000万を達成する5つのルート
ルート①総合商社(5大商社)
では王道ルートからいこう。ミーハー就活生が大好きな5大商社であれば、30代中後半から達成可能だ。
該当企業は、
(1)三菱商事(2)三井物産(3)伊藤忠商事
~~~3大商社~~~
(4)住友商事(5)丸紅
~~~5大商社~~~
である。
三井物産の場合(最速36歳で年収2,100万円)
具体例として1社を取り上げる。三井物産のキャリアパスは以下の画像の通りである。
入社から4年目(院卒の場合は2年目)で年収1,000万円に到達し、最速36歳でM2(ライン課長、室長)になれば年収2,000万円を超える。
また、海外駐在をすると額面で1.5倍、手取りで1.7倍~2.0倍程度稼げるため、30歳前後で一時的に年収2,000万円を達成することが可能である。
そして他商社も大体同じようなレンジで稼ぐことができる。
・参考:三井物産のキャリアパス(2023年業績の場合、平均的な残業代を含む。住宅補助など福利厚生は含まない)
ルート②2大不動産デベロッパー(MMデベ)
次に、こちらも就活生にはおなじみの”MM”だ。
不動産デベロッパー大手2社である(1)三菱地所と(2)三井不動産の頭文字を取った略称である。
*ヒューリックや地主(株)、住友不動産などで2千万越えもいるかと思う。しかし採用数が一桁人数であることやインセンティブ比率が高いなど、みんな一律という感じもないため今回は除外する。
総合商社のような開示データは少なかったが、40代半ばで同期の殆ど(8.9割程度か)が年収2,000万に到達するようだ。
商社のように海外駐在機会が少ないため、東京で安定ホワイト高給を実現するならMMデべが一番良い選択かもしれない。
・参考記事①:ダイヤモンドオンライン(40代で年収2000万円に届く不動産大手「儲けの秘密と死角」)
・参考記事②:My News Japan:(三菱地所 35歳1500万、45歳で同期の9割が2千万に…グループ会社の2倍で「高すぎて言えない」年収実態、公表値より3割高いカラクリ)
ルート③金融専門職(IBD、GM、AM)
おそらく労働者の中で最も高い仕事が金融専門職だろう。
証券会社のコース別採用で入社することができる投資銀行部門=IBD(Investment Banking Division)、グローバルマーケッツ部門=GMのことを指す。
外資であれば、いわゆる”外銀”と呼ばれるゴールドマンサックスやJPモルガンなどが該当する(日本で外資企業が商業銀行業務をやることは認められていないので、外資系投資銀行=外資系証券会社なのだ。ややこしい、、)
日系であれば、5大証券会社のコース別採用で入社することができる。野村證券やSMBC日興証券、みずほ証券などだ。つまりもし”外銀の日系Verは?”と聞かれたならばメガバンクというより”証券会社のコース別採用”が回答としては適切である。
また、資産運用会社のことをアセットマネジメント(略してアセマネ)=AMと呼び、外資AMであれば年収2,000万を目指せる。(ただし外資AMは新卒募集していないケースが多い)
投資銀行部門=IBD(Investment Banking Division)
M&Aから資金調達まで行う部門である。
オリックスがDHCを巨額買収!のようなニュースにはIBDが絡んでいる。
この記事は金融記事ではないので詳しく知りたい方は参考記事を見てみてほしい。
新卒採用人数は外銀各社1桁~10数人、日系は20人程度×5社というイメージだ。
外資IBDの給与
イギリス系投資銀行であるバークレイズ証券の給与テーブルは以下の通りだ。
【バークレイズ証券(IBD)の年収・給与制度】
アナリストAN:1,350〜1,750万円
AVP:2,700〜3,300万円
VP:3,400〜5,000万円
D:3,500〜8,000万円
MD:10,000万円〜
【昇進】
AN→AVP:4年目
AVP→VP:7年目
VP→D:11年目~
凄すぎる、、私の立場で言うのもおかしいが、お金が第一優先なら商社でも外資ITでもなく外銀一択だ。
グローバルマーケッツ部門=GM
次はあまり長すぎるとよくないので、簡潔に。
マーケッツ部門は、セカンダリーと呼ばれている部署で、機関投資家向けに株や債券の売買を行っている。
給与は大体IBDと変わらないが、ボーナス比率が高い。という特徴がある。
しかしながら、日系も外資も新卒採用は1桁人数、未経験での中途はおそらく不可能?なため超狭き門だ。
アセットマネジメント=AM
投資資産の運用を実際の所有者・投資家に代行して行う業務のことである。
日系の最大手クラスで40歳前後で2,000万到達の可能性がある、といった感じだ。日系AMに入社して外資AMに転職というのが王道的なルートだろうか。
IBDやGM以上に新卒採用を行っている会社は少なく、採用人数も10人に満たないところが多い。
ルート④コンサルティングファームで出世する
参考:リブ・コンサルティング「コンサルティング業界カオスマップ2022」
戦略コンサルティングファーム
さて、いろいろなコンサルがあるが、大手6社程度が”戦コン”としての認知があるだろうか。
マッキンゼー、BCG、ベイン、A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、Strategy&、アーサー・D・リトルなどだ。
BCGの給与テーブルはざっくりこんな感じだ。
アソシエイト:650~750万円
シニアアソシエイト:1,200~1,400万円
コンサルタント:1,500~1,800万円
プロジェクトリーダー:2,500万円~
プリンシパル:3,500万円~
パートナー:4,500万円~
アソシエイト→シニアアソシエイト:1年半~2年半
シニアアソシエイト→コンサルタント:標準1年2か月
コンサルタント→プロジェクトリーダー:標準2年半
プロジェクトリーダー→プリンシパル:3~4年
参考:BCGの年収推移
総合コンサルティングファーム
それにしてもコンサルはいろいろありすぎるので、Big4(PwC、デロイト、KPMG、EY)+アクセンチュアなどが有名どころだろう。
総合コンサルで年収2千万いくのはディレクターやパートナークラスであり、そこまで出世するのはかなり狭き門である。
実際には年収1,500万もいかずに辞める人が半数以上であると思う。
よって、コンサルから2,000万を目指すなら”戦略コンサル”と言って差し支えないかもしれない。(総合コンサルでSAP案件のスキルをつける→フリーランスコンサルとかはあると思う)
ルート⑤外資ITセールス(エンタープライズAE)
次に、我々チャレンジャーズアカデミーが推奨しているキャリアだ。
詳しくは学長が書いた”【30代で年収2000万】IT営業転職ロードマップ“を見てほしい。
ニッチな会社が多いが、アマゾンジャパンやマイクロソフトであれば知っているだろう。
アマゾンジャパンの年収(年次関係なし)
L4:600-800万円(新卒、若手中途入社)
L5:900-1,300万円
1500-1,600万円(マネージャー)
2,000万円(シニアマネージャー)
3,000-4,000万円(ダイレクター)
参考:アマゾンジャパンの年収
アマゾンは100名近く新卒採用をしているが、1年目でも600万を超える超優良企業だ。
3つの代表的なルート
- 日系SaaSルート:日系SaaS企業で実績を上げて外資のAEへ
- 外資SDRルート:英語力を武器に、直接外資に飛び込む
- SIerルート:SIerで力をつけ、満を持して外資ITデビュー
エンタープライズ営業にならないと、2,000万円を稼げないのか
中小・中堅企業を担当する営業でも大幅な上乗せ達成により2000万円に手を届かせる人もいるし、またストックオプション・RSUといった株式報酬まで含めると他職種(たとえばカスタマーサクセス等)で2000万円に到達する人もいる。また、マネジメントポジションの人はもちろん高年収だ。
それはそうと、「年収2000万円の再現性の高さ」という観点から考えると、外資IT企業のアカウントエグゼクティブを目指すというのは妥当な選択肢となるのではないか。
結局どのルートがおすすめなの?
ともあれ、どのルートが一番良いのだろうか。
学歴が早慶旧帝以上かつ就活適正◎なら①~④
学歴が早慶旧帝以上、尚且つ新卒就活ウケが良いスペック(帰国子女、体育会、コミュ力◎、美男美女)を持っているなら①~④の方が再現性があるだろう。
その中でも安定性を重視するなら①(5大商社)と②(三菱地所、三井不動産)だ。入れさえすれば誰でも2,000万到達するといっても過言ではない。
一方で、独立志向や、2千万どころか3千万円以上稼ぎたいみたいな向上心があるのなら、③(金融専門職)と④(戦略コンサル)のプロフェッショナルキャリアを歩むべきだ。
上記以外の人間は⑤だ!
①~④を歩む方が確実かもしれない。
でも、正直なかなか厳しいという人も多いだろう。
例えば弊社代表も大卒バックパッカーを経て外資ITトップセールスだし、外資ITヤザワさんという方もいる。
彼はFラン出身からキャリアを転身させた異色のビジネスパーソンだ。
参考:外資ITヤザワの下剋上キャリア
参考:外資IT営業ヤザワYoutube出演回
最近は高学歴化?チャレンジャーベースに相談だ!
外資ITの世界は比較的学歴が関係ないと言ったものの、最近は高学歴化が進んでいる。とはいえ、”おいしい”業界は人気だし高学歴が殺到するから当然だろう。
対策が難しくなった今、弊社代表に相談することは超有用な選択だろう。
外資ITの世界で10年近く生き抜き、APACトップセールスも経験している。
人材エージェントとして独立以降、数々のチャレンジャー(未経験でも!)を外資ITの世界に送り込んできた。
もちろん無料だ。
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