ThoughtSpot: ググる感覚でデータ分析!?検索とAIを用いたBIツール(2023年12月27日更新)
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みなさんこんにちは。チャレンジャーアカデミー教育実習生(インターン)のREOです。今回の企業研究は、BIツールを提供する外資IT企業ThoughtSpot(ソートスポット)です。
s。様々なBIツールがありますが、ThoughtSpotはAIと検索に焦点を置いたユニークな製品を提供しています。
早速見ていきましょう!
チャレンジャーベース的おすすめポイント
- 使いやすく、製品をアプローチできる層の裾野が広い!
- 日本法人の規模が小さく、これから伸びる分野で活躍できる可能性がある!
- 英語必須の環境なので、英語を使って活躍できるチャンス!
企業概要
- 設立年:2012年
- 従業員数:763人+(2022年8月時点)
- 業種・事業内容:ソフトウェア
- 本社所在地:アメリカ合衆国カルフォルニア州サニーベール
- 公式ウェブサイト:https://www.thoughtspot.com/jp
- Wikipediaページ:https://en.wikipedia.org/wiki/ThoughtSpot
- 上場・非上場情報:非上場
- 資金調達の状況や過去のラウンド、出資者など:シリーズF(2020年)General Catalyst Partners, Hewlett Packard Pathfinder, Snowflake Venturesなど
ThoughtSpotの事業内容・創業経緯
事業内容
AI搭載BIツールThoughtSpotの開発・提供
創業経緯
ThoughtSpotは、GoogleやOracleなどシリコンバレーのエンジニアたちによって2012年設立されました。
数回の資金調達ラウンドを経て2020年までに評価額は42億ドルに達し、2023年にはモード・アナリティクスを買収するなど、大きな買収を行っています。主要顧客にはウォルマートやアップルなどがあり、世界的なBI分析ツールを提供する会社となりました。
ThoughtSpotのミッション
事実に基づいた世界の実現に取り組んでいます
ThoughtSpotは、誰もがより早く、より簡単に事実にアクセスできるようになれば、世界はより良くなると信じています。私たちの検索とAIを活用した分析プラットフォームは、組織の誰もが簡単にデータを使って質問したり回答したりできるようにします。
データは現代ビジネスの中心であり、迅速かつ簡単にデータへのアクセスが可能であれば、より多くの人々がデータ駆動の意思決定を行えるようになります。これはビジネスの競争力を高めるだけでなく、事実に基づいた意思決定を促進することで社会全体の利益にも繋がりますね。
製品情報・導入事例
製品情報
他のBIツールと比べて特徴的な点といえば、やはり検索窓からデータを分析できることです。
エクセルや他のBIツールでデータをビジュアライズする時、X軸はこれで、Y軸はこれ、条件文を打ち込んで…とやっていませんか?
ThoughtSpotでは、検索窓に知りたい情報を入力し、ググる感覚でビジュアライズすることができます。
以下は、COVID-19に関するデータを利用した例です。例えば、累計感染者数の推移を見たい時は…
そうなんです。検索窓に「日付」と「累計感染者数」と入力するだけです。簡単ですよね。
もっと踏み込んだ分析を見てみましょう。
国別の累計感染者の多い国上位10カ国を知りたい時は…
「国」「類型感染者数」「トップ10」という文字を検索窓に入れただけで、あっという間に表を作ることができました。
自分が知りたい情報を、ググる感覚で視覚化、知ることができるBIツールになっています。
また、それぞれ作った表やグラフを1箇所にまとめるダッシュボード機能も搭載しています。
検索で直感的にデータを分析し、ダッシュボードに素早くまとめることができるのは魅力的ですね。
加えて、自然言語でデータを検索・分析することができる機能もあります。
検索窓には、「what are the best performing products?(最も売上の良い製品は何か?)」と入力されていますね。
文章で聞いても、AIがその意味を考え、データを作成してくれます。
また、検索から得たデータを元にAIが自動的にインサイトを提供するSpotIQという機能があります。
自分では気づけなかった隠れたインサイトに気づくことができる機能は、データ分析をより有益なものにしてくれるでしょう。
さらに、Googleスプレッドシートの拡張機能として提供していたり、社内のポータルに埋め込むことができるなど、従来のデータ分析やビジネスプロセスの中に埋め込むことができるので、利便性を保ちながら導入できる点も魅力的ですね。
出典・参考:
ThoughtSpotとSnowflakeを使ってセルフBIの世界を体験してみた | エクスチュア株式会社ブログ
[ThoughtSpot]人のためのAIによる分析 – SpotIQとはどんな機能なのか? | DevelopersIO
ThoughtSpot Sage – GPTでAIを活用したアナリティクスを実現 | YouTube
導入事例
NECネッツエスアイ株式会社
1. ThoughtSpot導入の背景
- データ活用に関して、一部の限られたメンバーだけがデータ分析を行っていた。
- 分析に関するニーズが増加し、従来の手法では人手が追いつかなくなっていた。
- 部門ごとに異なるBIツールを利用しており、全社目線でのデータの判断が難しかった。
2. ThoughtSpot導入の決め手
- データアナリストでなくても利用できるツールを求めており、ググる感覚でのデータ分析が可能なツールを希望していた。
- ThoughtSpotはノーコード・ローコードでデータ活用が可能。
- ThoughtSpotの利用にはユーザー数の制限がなく(データ容量課金制)、多数の社員が利用できる。
- ThoughtSpotの使い勝手が良く、リアルタイムでの高速なデータ分析が行える。
3. ThoughtSpot導入の効果
- 予算会議のためのPowerPoint資料作成時間が960時間削減された。
- 事前のデータの取りまとめ時間や議論の時間が減少し、より具体的なアクションの議論に時間を割けるようになった。
- データに基づく議論が現場でも活発化し、意思決定もスピードアップした。
- AI機能「SpotIQ」によって、データからのインサイト抽出や原因分析が迅速に行えるようになった。
ThoughtSpotのシンプルで使いやすい点、またデータ容量課金制でユーザー数の制限がない点が、データドリブンな経営、意思決定の定着を促進していることがわかりますね。
さてここで、イベントのお知らせです。2023年10月20日、我らが学長トミオの生誕祭を日本橋にあるチャレンジャーベースで行います!学長トミオとついでに10月生まれのチャレンジャーの方を一緒にお祝いしましょう!もちろん10月生まれ以外の方も大歓迎!ぜひ、こちらからお申し込みください!