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トップページ2024年上半期の外資IT転職市場レポートが出たからポイントをまとめたで!(State of startup compensation, H1 2024)

2024年上半期の外資IT転職市場レポートが出たからポイントをまとめたで!(State of startup compensation, H1 2024)

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    トミオやで!9月も…終わろうとしてるな。

    あんな、ワイが過去に2回、2023年上半期のトレンド2023年通年のトレンドを解説したCARTAの”State of startup compensation”レポートあったやんか。あれの最新版(このリンクは英語です)が、実は7/26に出ててん。

    みんなのために内容を共有せんと…と思いながら、まずは出てるのに気づくのが遅れたり、筆が遅かったり、まるで転職に関係ない記事書いて炎上したりしてたら2ヶ月も遅れてしもた。ホンマごめんな。

    というわけで、気を取り直して解説始めていこか!概要部分までは会員登録なしで読めるようにしてあるで。

    あと、「とりあえずトミオとのキャリア相談・転職相談しとくわ」って人がいたらこちらのリンクからポチっといてや。

    CARTAってなんだっけ?

    「カルタ」とか「カータ」とかって読むんやけどな、CARTAというのは会社名でもサービス名でもあんねん。この会社自体が、アメリカのSaaS企業やねんな。CARTAは、ベンチャーキャピタルが投資してるようなアメリカのスタートアップ向けに『Carta Total Compensation』と呼ばれる給与&株式報酬管理のプラットフォームを提供してるんよ。(日本だとSmartHRの関連会社のNstockがこれに近いビジネスをやろうとしてるから、少し知名度上がってきたかもな)

    株式報酬管理、とピンとこないと思うけど、とりあえずCARTAはえげつないデータを持ってんねん。アメリカの非上場のテックスタートアップに関する「どこの会社がいつ誰をいくらの給料で雇って、どんだけストックオプション渡して、そんでその人がいつ退職した」って情報を全部持ってるわけやな。45,000のスタートアップで働いている100万人を超える社員のデータを蓄積してて、2024年頭の4ヶ月だけで60,000人が採用されたらしいわ。

    それを「こんなデータを持ってるのはワイらだけやから、公開するのは社会に対する責任や」ということで、半年に一回ずつ、我々に共有してくれてるわけや。ありがたいな!しっかり勉強させてもらおな!

    早速レポートの中身や!我々が知っとくと良いことはこの3つ!

    むちゃくちゃ長いレポートやから、トミオが「日本の外資IT業界で働く/働きたい人にとって重要なこと」に絞って解説をしていくで。もっと詳細を見たい!って人は英語の元レポートに当たってみてな。

    元のレポートURL:State of Startup Compensation, H1 2024

    今回のレポートのポイント3つ

    1. レイオフは、だいぶ!落ち着いてきたみたいやね:勝手に辞めてく人の割合がレイオフ対象者より大分多くなってる
    2. ただ、まだ求人増加の兆しは見えず(底は突いた?):今年1月に入社した人の人数は、2020年以来「最少」
    3. 付与される「株式報酬」が小さくなってるとのこと:特に2022年比で、株は全然出なくなってるみたい

    そんじゃ、それぞれについて解説していくで。

    ポイント1:レイオフは、だいぶ!落ち着いてきたみたいやね

    まずは、退職者に関するデータを見てこか。

    オレンジの線が、レイオフされた人の人数や。もうかたっぽの黒い線は、自分から辞めた人の人数やな。

    2024年上半期、レイオフは減少

    パッと見で、「オレンジの線が下降傾向にある」ことが見て取れるな。実際、レイオフされた人の人数はこの1年半で最低の水準にあるみたいや。「自分から辞める人」の人数との乖離が多くなってるから、レイオフの嵐が一番ひどいときはいったん抜けたみたいやな。(ところで『外資IT業界完全マニュアル』、出す出す言いながらん全然出せてなくてごめんな…)
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