【ケーススタディー付き】『IT営業デビュー、日系と外資どっちがいいの!?』問題
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トミオやでー。暑いな。暑いけど頑張ってこな。
ワイな、去年、IT営業転職ロードマップって記事を書いたやんか。読んでくれたチャレンジャーも多いんちゃうかな。
ロードマップの記事では、外資IT業界でエンタープライズ営業として年収2000万を稼いでたワイ、トミオが「IT営業経験のない人間が、ソフトウェア営業として年収2000万に到達するにはどういうルートがあるのか」を解説したんやったな。「日系SaaSルート」「外資ITルート」「SIerルート」の3つのルートについてそれぞれ解説してあるから、よかったら復習がてら読んでみてや。
※「今すぐトミオに質問したい!相談したい!」って人がいたら、全然受け付けるから以下の画像をクリックして相談してくれな!
ところで、な、あの記事を書いて以来、チャレンジャーたちからよく聞かれる質問があんねん。
日系と外資、どっちからスタートするといいですか?
IT営業になろうと思う人間が、一歩目で出会う分かれ道
そら、気になるよな。笑
せやねん。ロードマップ見てもらったらわかる通り、IT営業になろうと思うと、初手から分かれ道やねんな。
いや、ムズイよな。いきなり「はい!日系か外資か選んでください!」言われてもな。
正解はない…けど、「その人に合った進路」はある
別にどっちのルートを選ぶのもその人の自由やし、正直、どっちのルートにもメリット・デメリットがある。ただ、「その人に向いてるルート」はあると思うねんな。
チャレンジャーベースが人材エージェントとして事業を開始して約2年半、100人を超えるチャレンジャーたちを日系&外資IT業界に送り出す中で見えてきた「おすすめの進路の選び方」を、ケーススタディを交えながら解説していくで。
これは本当にムツカシイ問題なんやけど、記事を書くからにはワイもスタンスを取ることにするわ。
トミオの意見:「迷うのであれば、日系SaaS」
迷ったら日系SaaS。これを唱えたいと思うわ。
なんでそないなこと言うのかというとな、「外資ITルートは、迷わない人間が進む道」やと思うからや。キミが自分の実力に自信があり「ワイやったら結果を出せる」と思ってる人間か、リスク感覚が麻痺してる人間やったら初手外資挑戦はアリやと思う。
一方で、以下のような不安があるようやったら、”いきなり外資IT”はベストの選択肢ではないんちゃうかなと思うねん。
- 現時点で「営業力に自信がある」とは言えないんだよな…
- ソフトウェアを売った経験ないけど大丈夫かな…
- パワハラ上司に当たるの怖いな…
「いきなり外資ルート」は自信家とギャンブラー向け
もう少し、詳しく解説していくで。
外資IT業界は弱肉強食のサバンナ
みんな知ってると思うけど、外資IT業界は弱肉強食の世界や。そこに生息しているのは野生動物ばかり。サバンナの掟が支配している。
カントリーマネージャーはライオン、営業マネージャーはボスゴリラ、同僚はチーターやジャッカル。そんな環境で、自ら獲物を狩り、存在価値を認めさせ、生き抜いていかなければならない。
サバイバルに失敗したものを待ち受けるのは…
君は「外資ITリスク」に堪えられるか?
外資IT業界で働くとき、リスク要因は無数にある。みんながイメージしやすいのはレイオフやと思うけど、実際にはもっと様々や。個人の成績不振によるPIP=退職勧奨プログラム入り、日本法人の売上不振による市場からの撤退、外資IT他社による買収…どれも、外資ではありふれてるけど日本の会社に勤めてたらほとんど気にする必要のないもんや。
それから、恒常的な強い売上プレッシャーに晒されることでメンタルにトラブルを抱えるようになる営業も、まあ当然やけど結構おるで。
これを聞いて、キミはどう思う?
キミが「まあ自分ならやれるっしょ」思えるタイプなら、アリ
ワイが外資IT営業に向いてるタイプとしてよく説明してるのが、「戦場の最前線で、自分にだけは弾が当たらないと信じて真っ先に走り出すタイプ」。リスクの話なんて聞いても「ふーん」くらいにしか思わん人間な。
実際、全力ダッシュかますとそこそこの確率で死ぬわけやけど、そういう怖い物知らずの中から、敵の本陣まで辿り着いて大将首を挙げる人間が生まれてくるワケや。
一方で、スタートでビビって出遅れると、遅かれ早かれ敵に狩られるか、後ろからやってきた味方に踏み潰される。外資ITサバンナって、そういう世界なわけや。
「日系SaaSルート」は地力をつけるのにもってこい
一方の、日系SaaS企業の話や。
楽な環境ではないが「命までは取られない」安心感
「外資IT企業はサバンナや」という話をしたけど、日系SaaS企業はどうやろか?
人気業界だからどの会社も入社ハードルは高いし、一緒に働く同僚たちは皆優秀や。決して「手を抜いてても成果を出せる」ような楽勝環境ではない。でも、外資とは人を採用するときのスタンスが違う。
- 「うまくいかなかったらクビにしたらいいや」と思って人を採用する外資IT企業
- 社員をクビにしない、長く働いてもらう前提で採用している日系SaaS企業
本当に真逆と言っていいくらいに違う。
「自分ならやれるっしょ」の根拠を作れる
チャレンジャーベースは、日系SaaS企業でトップセールスだった人々を外資に送り出してきた。日本の会社で成果を上げてた彼らは、外資に転職してどうなったんやろか?
実際のところ、そのほとんどが外資でもバリバリ活躍している。後で紹介するけど、入社初年度からアジア太平洋地域のトップセールスを取った先輩もおるで。日系だろうが外資だろうが、「お客さんにソフトウェアを買ってもらう」というスキルと実績には再現性があるってことやな。
あと、当たり前やけど「クロージング経験のないSDRからのAE挑戦」よりも「別のソリューション売ってた日系SaaSフィールドセールスからの挑戦」のほうが乗り越えないといけない壁は低いことが多い。
外資で討ち死にしたときに「戻れる場所」がある
皆が意外と気づいてないけど、ワイが重要だと思うのが「戻れる場所」の存在や。
他業界からイキナリ外資に行ってイキナリクビになると、こう言っちゃあれだけど路頭に迷うことも多いねん。でも日系SaaS企業で成果を出してた人は、もしものときも日系SaaS業界では歓迎してもらえる。
ポータブルな実績および実力と、いざとなったら戻れる場所。逆説的やけど、保険があるほうが大胆なチャレンジができるってところはあると思うんや。
ケーススタディー:他業界からいきなり外資編
事例があったほうがわかりやすいと思うから、外資・日系それぞれに関して天国&地獄の事例を紹介するで。
天国:外資にSDRとして入社して10ヶ月でAEに昇進したM下さん
どこの世界にも、怖いもの知らずの人間はおるもんや。
SES(エンジニア派遣)の営業から外資のソフトウェア会社に転職した20代後半のM下さんは、SDRとして入社直後から成果を上げ続け、あっという間にAEに駆け上がった。転職前の年収が450万円くらいだったのが、SDRとして外資転職した時点で600万円を超え、AE昇進でOTE1,000万円に到達。
わかりやすい、外資IT転職のシンデレラストーリーと言えるやろな。
地獄:外資SDRに転職するも4ヶ月でレイオフに遭ったT中さん
一方で、「外資の洗礼」を受けた人も少なからずおるわけや。
人材業界からSDRとして某外資IT企業に転職したT中さんは、なんと入社から4ヶ月でレイオフの対象になった。本人の勤務態度やパフォーマンスに問題があったわけではない。「全社員の15%をレイオフする」という巨大レイオフに巻き込まれたんや。
4ヶ月の勤務では「経験者」として他社に転職するのは難しい。結局、元いた人材業界に戻ってお仕事することになった。
ケーススタディー:日系SaaSでIT営業キャリアスタート編
天国:日系SaaSトップセールス→外資ITトップセールス、N川さん
某日系SaaS企業のトップセールスだったN川さん。前職はSaaS営業だったものの、面接プロセスで圧倒的なパフォーマンスを見せ、某サイバーセキュリティ製品を扱う外資に入社。
時折「外資の数字のプレッシャーとForecast Callでの数字の詰め、ハンパないっす」というリアルな報告をワイのところにくれてたんやけど、フタを開けてみたら入社初年度からアジア太平洋地域(APAC)のトップセールス。
ホンモノの実力がある人はどこでも結果出すんやなと、トミオもしみじみ思ったもんやで。
地獄?:まあ外資に比べたら給与水準は低い
チャレンジャーベースが2022年に転職活動支援を始めて以来、日系SaaS企業に転職して「しまった!」ってなってる人、ほとんど見たことないと思うわ。「レイオフがヒット」「入社3ヶ月でPIP」「上司のパワハラに堪えきれず退職」などエグい事例が続出してる外資と比べると、本当に働く人皆に優しい環境なんやと思う。
ただ、リスクの裏返しではあるが外資より給料は低い。ただ、トミオとしては20代では給料よりもそこで積める経験と実績、身につく能力を第一に考えることが大切やないかと思うな。
改めて、トミオの見解:「迷うのであれば日系SaaS」
外資は挑戦しがいがある、ただし人とタイミングは選ぶ
外資は、大きな金額を稼げるポテンシャルが大きい。マネージャーにならずに、年収2000万円、3000万円、それ以上を狙うことができる。外資IT企業で働くと、すぐそこの席に「あの人、去年の年収6000万円だったらしいよ」なんて人が座ってる。これらは、外資ならではの刺激的な体験だ。
ただ、何度も繰り返すが誰しもに勧められる道ではない。「準備ができている人間」と「失うもののない人間」がリスクを取って挑戦しにいく場所だ。
日系SaaSで爪を研いでからの外資IT、良い選択肢だと思う
弊社、チャレンジャーベースのクライアントには日系SaaS企業も多い。こういう話をすると「日系SaaSを踏み台にする」みたいに聞こえてちょっと危険かもしれない。
でも、営業ってプロ野球選手みたいなもんや。日本のプロ野球でトップを取った選手がメジャーリーグに挑戦したくなるように、日系SaaSでトップを取った人間が外資で年収2000万円超えにチャレンジしたくなるのは自然なことやと思う。それに、日系SaaSの中にだって、面白いチャレンジ環境は社内・社外にたくさんあるわけやしな!
あと、日系SaaSで十分な成果を残せない人間が外資に行っても討ち死にするだけやしな。
次のステップに悩んだら…?チャレンジャーベースに相談だ!
ここまで読み進めてきたということは、キミの「ソフトウェア営業になろう」という意思はかなり固いと見たで。
キミが外資を目指すにしろ日系に進むにしろ、転職活動を進めてくとなったら色々知りたいことあるやんか。チャレンジャーベースは全力支援させてもらうで!元外資IT営業のトミオの知識・経験と、外資・日系ともにソフトウェア企業だけでそれぞれ数十社というクライアントベース、1,000人を超えるチャレンジャーたちのコミュニティを活用してもらえたらと思うわ。
下の画像をクリックすると問い合わせページに飛ぶから、そこから面談をリクエストしてや。待ってるで!!